魚調達係
妻が仕事で使う魚を佐島で買うように頼まれている。午前中、佐島までランニングしながらまず下見。あまりこの時期、魚は多くない...
風早草子
カザハヤソウシ
2024年8月10日
20年来のユーザーとしてCPAP(シーパップ)というものについて、ちょっと詳しく書きます。
夏休みだが渋谷へ。
睡眠時無呼吸症候群でかかっている病院の受診。
その治療というか、いびき防止のため、CPAPという機械を毎晩装着して寝ている。もう20年くらいになる。鼻から強制的に空気を送り込むことで、睡眠時の無呼吸を防ぐものでいびきも全くかかなくなる。
若い時からいびきがひどく、日中の眠気も強かった。寝起きも当然悪く、休日などは10時間以上寝ておきたい性分だった。
しかし結婚後、いびきにたまりかねた妻に睡眠時無呼吸症候群の専門病院を受診させられ、一晩泊まって受けた検査で、まさに睡眠時無呼吸症候群と診断された。
検査結果はなかなか衝撃的だった。
睡眠中の眠りの深さは指標として4段階あり、1〜4へと深まっていき、3、4という深い眠りの時間が多いほど熟睡感が得られるということだった。
ところが検査の結果、私は3、4という深い眠りの時間がゼロだった。眠りに落ち、睡眠の深さが1から2に深まったくらいで、無呼吸のために眠りが中断してリセットされていた。一晩中、寝ても寝ても、1、2、1、2・・・の繰り返しで、全く「熟睡」できていなかったのである。
というわけで、その治療のために使い始めたのがCPAPだ。
顔にマスクをつけて寝るのに最初は少し戸惑ったが、そんなことは些細と思えるほど効果があり、睡眠生活は激変した。
いびきで妻に苦情を言われることは無くなり、寝起きが明らかに良くなった。朝、スッキリと起きられる。そして、そもそも睡眠時間が短くなった。10時間なんて、とても寝ていられない。6時間くらい寝ると自然に目が覚めてしまう。ちゃんと熟睡すれば、本来は自分の睡眠時間はこのくらいで十分だったのだと思う。
装着せずに寝ると日中のパフォーマンスが明らかに落ちるので、外泊する時も必ず持参する。ランニングシューズと共に重要な出張グッズだ。
CPAPのレンタルは、定期的に病院を受診することで保険適用されるので、予約の日に必ず病院へ行かなければならない。今日は休みだが、そのためだけに渋谷まで行った。
ちなみにこれがCPAPの実物。
長年使っているので、貸し出されるCPAPも何回かモデルチェンジしている。20年前に比べるとかなり小さくなって、旅行や出張に持って行くのは楽になった。
今のものはSIMが入っているそうで、医師のPCでここ数ヶ月のデータが見られる。以前はCPAPからSDカードを抜いて受診の際に持参していたが、色々便利になっている。
使用時間や空気漏れの状況、呼吸が止まった回数など、結構詳細が記録されている。
毎回、プリントアウトしたデータをくれるが、院長には「とても優秀な使用実績」と毎回褒められる。(笑)
ところで、CPAPを付けると鼻から空気が強制的に送り込まれるため、口を閉じないと空気が吹き出して寝られず、結果的に口呼吸で眠ることが絶対ない。
実は、若い頃は風邪やインフルで熱を出して、結構よく熱を出して仕事を休んでいたのだが、この20年ほど、ほとんど病気にかかっていない。
その間、妻はコロナやインフルを何度も発症しているのに、同じ部屋で寝ていた自分が発症しないのは、ちょっと謎で、実はCPAPにその理由があるのでは?と、推測している。(※個人の感想です)
神奈川県葉山町/57歳