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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    数えてみよう


    10月中の選挙はなさそう?というムードになったのでとりあえず今日は休み。油断はしないけど。

    で、アシナガバチの巣に向き合う。

    ぴんぽいんとさんのような壮絶な戦いはありません。

    もぬけの空なのでハサミで切り取るだけ。

    アシナガバチの巣としては結構大きいと思う。まず観察。

    上面は何かコーティングがしてある感じ。蜂の巣は基本的に植物の繊維で作っているので紙みたいなもの。上面は水を防ぐ機能を持たせているのだろう。

    せっかくなので、巣の部屋、すなわち育児室がいくつあるか数えてみよう。

    これをどう数えるのが簡単か?ちょっと考える。端っこから?いやそれだと途中でわけがわからなくなりそう。

    もう少し観察。

    すると、いわゆるハニカム構造、六角形の部屋はきれいに一列に並んでいることに気付いた。特に中央は完全に列が整っている。

    そこで真ん中から一列ずつ外に向かって数えていくことにする。数えた列はわからなくならないように草を挿す。

    10分ほどかけて、全ての列の部屋の数を数えることができた。

    これを計算機で足してみると420。なるほど。

    だから何だということはないけど、日記には書いておこう。

    蜂ついでに学生時代に読んで面白かった本を引っ張り出す。

    アシナガバチだけじゃなくて、ミツバチ、スズメバチ、マルハナバチ、そして南米のハリナシバチといった「社会性ハチ」、とても生態が興味深い。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

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