君たちが生まれたこの街で
今日明日は地元のお祭り。 「地元の」とは...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年2月3日
雨の日曜日。先日絶好調とか書いていたら、朝起きて腰痛が悪化していて起き上がるのが辛い。数日前から少しバランスが崩れている感じがあり、マッサージでも行こうかな、と思っていた。その前にこのザマ。結構ポンコツだ。(笑)
昨夜、私が寝入ってしまった後、夜中に双子2号が嘔吐して大変だったそうな。今朝もリビングで吐く。こういうのは久しぶりかも。熱はないので、とりあえず様子を見ることに。朝から洗濯機と乾燥機がフル稼働。布団は洗った後、コインランドリーの乾燥機に持っていった。コインランドリーが徒歩2分の場所にあり、こういう時に助かる。冷たい雨の日曜日、コインランドリーもお客さんが多い。雨なので部活の高校生を駅まで送る。今日は午後は吹奏楽部の演奏会に行くそう。夏の大会の応援をしてくれる吹奏楽部やダンス部の公演を野球部が見学に行くのは恒例みたいな感じ。
さて、表題のハッシュタグ。ここ数日、ずっとトレンドに上がり続けているので、読んでいる。#女性の地方離れ、というのも読んでいた。本当に何というか・・・うちの娘がこれから就職で社会に出ていくが、世の中、いい加減にしてほしい。
いじめ、というのが、いじめられる側ではなく、いじめる側に原因と問題があるのと同様に、これは男の側の問題だ。男が変えなければならない話だ。
若い女性の部下を守るのはもちろんだが、男の部下、同僚、上司、そして他部所の人間であっても、その手の履き違えた行動や言動は許さず、矯正するスタンスを貫かないといけない。
我々の仕事の現場では、経験の浅い若い女性ディレクターと男性ベテランカメラマン、音声マン、ドライバーみたいな組合せが日常的に頻発する。気難しくて機嫌を損ねると厄介なおっさん、若い女の子が大好きなヤカラもいる。パワハラ、セクハラのリスクに満ち溢れている。
新人の時の勤務地には、女性ディレクターの尻を触るのが大好きなベテランドライバーがいた。ロケ地に向かう車両の中で、誰の尻を触ったらどうだった、みたいな話を得意げにカメラマンなどに語るのに強い嫌悪感しかなかったが、駆け出し半人前以下の新人ディレクターだった私にそれを糾弾する勇気はなかった。被害を受けていた当時の同僚女性ディレクターたちには申し訳なかったと感じている。
自分がそれなりの立場になってからは、そういう案件には必ず介入して、問題のあるヤカラは叩き潰してきたつもりだ。だが、Xの投稿を見ていると、どれもそれほど昔の話に見えず、日本社会の現状に暗然たる気持ちになる。
まあしかし、自分の職場でもほんの数年前にまだそういう案件があった。被害者は私の部下の若い女性だった。ともに現場に出るため、仕事のことを考えると関係を悪くはしたくない既婚年上の男から、プライベートのLINE交換を求められ、業務終了後、飲みに付き合うようにしつこく求められた。それを断った結果、仕事の進め方と絡めて責められたということだった。
仕事のためにはそのくらい我慢した方が・・・と考える人が女性側にもある程度はいるかもしれない。それくらいで声を上げて、面倒くさい女だという評判が広まったら、今後の仕事がやりにくくなるかもしれない、とか思ってしまう人もいるだろう。
でも私の考えは違う。仕事を一緒にしたからと言って女性が飲みを付き合ってやらねばならない義理も義務も必要性も全くない。プライベートのLINEをつなぐ必要もない。というより、どちらも断る当然の権利がある。だが立場が弱い関係性だと断りにくい。そこに付け入って不当な要求をしてくる男がいる、という話だ。とにかく男側の問題なのである。だから理不尽を耐えずに頼って欲しいと思う。
相談を受けて、私が即座に厳重な抗議文を先方に送り、件の男は管理職から厳しいヒアリングを受けて非を認めて、先方部局がこちらに全面謝罪するとともに、再発防止策の実施を報告をしてこの件は終わった。先方は再発防止のため大規模な緊急勉強会を行うなど大騒ぎだったが当然だ。それでいい。そのくらいやらないと、ああいうヤカラはすぐ再生産される。そのループを断ち切ることが男の側の責任なのだと思う。
でも#私が退職した本当の理由を読んでいると、社会全体はどうなんだろう?という疑念が湧いてきてモヤモヤした気持ちが続いている。
投稿は、長女も見ているということで、色々感想を話し合った。うちの子どもたちは日頃からいろいろ話しているので、私が職場でしてきたことは結構知っている。彼女はこれから就職活動が本格化していく。リクルーターによる就活生への性加害事件みたいなのもたくさん起きている。気をつけてほしい。
「なんか変なことがありそうな時はすぐにトーさん召喚するから」と言っていた。もちろん召喚されたら、どこでも駆け付けよう。戦闘力は高いので頼ってほしい。
そんなことを考えていた日、夜、妻に勧められていたちゃんみなのクロ現を見た。何だろう?話は違うんだけど、なんか同志的な共感を覚えた。そう、私たちは変えられると信じて、戦い続けていかないといけないのだ。
神奈川県葉山町/57歳