ハローキティちゃん!
上野で開催されている、キティ展へ次女とお...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年2月21日
体調の悪い人たちを家に残して、早朝に家を出て出張へ。寒い。満席の福岡便、出発も遅れるが無事、福岡入り。現地メンバーと合流して県庁での仕事を見届ける。
終了後、福岡の若い担当者にトライアルに使う機器の使用法や注意点をレクチャー。そして制作のトップである責任者に現在の改革の進捗状況をこれまでの経緯も含めて説明して、今後の協力をお願いする。現地の制作トップと言っても、年次的には私より結構下で、本業セクションの後輩。もちろん互いに面識もある。先方からすると「いま、そんな仕事されてるんですね!」という感じ。
福岡とか大阪とか、地域をまとめる拠点の然るべきポジションの人間に定期的に情報を流すルートが本当は必要なのだが、彼らも忙しいので結構それが難しい。現在関係部署が全国7拠点担当者を集める会議をセットしているが、日程調整が超難航中。私のリクエストは、なる早、できれば2月中、ダメなら3月前半も可、だったが、仙台が311の前は厳しい、と言い出し、3月後半にずれ込みそう。そんなことをやっていると、年度末のドタバタに飲み込まれそう。
だが、今回のように現地まで出張れば、「18時以降でよければ」みたいな感じで、フェイスtoフェイスで話す時間は取れるものなのである。
各地の担当者に伝えたいのは、小手先のテクニックとか、スキーム、機器の使い方ではなく、こちらの本気度みたいなものだ。地方には本部から何かとややこしい指示が降ってくるが、何のためにやらされているのか理解に苦しむような、手間ばかりかかるものも多くて、地方は常に本部を疑い、警戒し、懐疑的に見ていがち。ましてや私の担当のクソ業務は地方から見てそもそも災厄みたいなものだ。だから気まぐれとか思いつきでやっている改革ではなく、本気であることを伝えないとまず始まらない。「どうせそんなこと言っても結局変えられないんでしょ?」という冷ややかな内心を覆すことがマストとなる。
そういう意味では、私の地方出張は布教とか伝導みたいなもの。エヴァンジェリストを自称しているのは半分冗談だが、半分は本気。
今回も、福岡の若い担当者に「この仕事のやり方って、絶対変えちゃいけないものかと思っていたので、驚きました」と言われた。そんなことないし、むしろどんどん変えていかないといけないもの、と教えておいた。今回も福岡まで来た成果は得られたと思う。
福岡は大きいので、旧知の人間にも多く声をかけられた。広島時代の部下や同僚など。また若い女性が駆け寄ってきて挨拶されて、誰かと思ったら、去年の春、鹿児島で一緒に業務をした担当者だった。そのあと福岡に異動したそう。私と一緒に取り組んだ業務がとても印象的だったようで若手からのそういう評価は何より嬉しい。
という感じで知り合いはたくさんいるのだが、業務終了後は大人しく一人でホテルに帰る。元部下とかに声をかけて、飲みにきた、遊びに来たと思われると、信用が落ちるからだ。
ホテルから一人で夕食へ。ホテルが中洲なので近くにたくさん屋台もあるが、一人で一見の屋台に入る気にもなれないし、あまり中洲のディープなエリアに近づきたくもないので、うどん屋で一人もつ鍋。とても寒かったので、体が温まって良かった。値段はバカ安。(笑)
神奈川県葉山町/57歳