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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    なごり雪?

    寒い朝。栃木で大雪が降っているらしいが、葉山は散発的に雨。帰りは止みそうなので、降ってないタイミングに自転車で駅まで急いだら傘を忘れた。渋谷駅に着くと、地上から降りてくる人が皆、濡れた傘を持っているので、強い雨だったらどうするか?傘買うか?などと考えながら地下から出たらまさかの雪。

    でも、雪ならいいかと、コートのフードをかぶって職場まで歩く。

    この時期だけど、なごり雪、と言うには強すぎるガチな雪だった。「落ちては溶ける〜」ではなくて少し積もっていたし。

    名曲「なごり雪」は、兄がかぐや姫のファンでLPレコードをたくさん持っていたし、年齢的にイルカが歌ってヒットしていたことも覚えている。

    子どもの頃から知ってて良い曲だと思っていたけど、年齢が上がるにつれてその凄さみたいな実感が深まっていったように思う。若い頃、カラオケ行って自分の世界に浸りたい気持ちになるとよく歌っていた。周りには引かれるけど、そういう頃には、半分くらいはもう寝ていたと思う。カラオケって、もう10年くらい行ってないかも。

    要は自分を振って故郷に帰る女性を、大人の対応というか、やせ我慢というか、とにかく見送りにいった男の気まずさ、切なさ、寂しさを歌った曲だけど、短い歌詞にその情景が完璧に切り取られている。大人になって聞くと、自分の黒歴史のふたが少し開いて、過去の気まずさや切なさが思い出される。

    待っているのは「汽車」だし、気にしてるのはスマホじゃないけど、今聴いても言葉に古さはあまり感じない気がする。

    自分を振った彼女を「去年よりずっときれいになった」と見送るのはやっぱり精一杯のやせ我慢?でも「君が去ったホームに残り、落ちては溶ける雪を見ていた」のは、未練と寂しさだよなーとか、色々な黒歴史の思い出と共に苦笑いが出る。

    ちなみにかぐや姫の楽曲って主に南こうせつが書いていて、伊勢正三が作曲したのって、「なごり雪」と「22歳の別れ」くらいしかないのだけど、どちらも名曲だ。なごり雪はプロになって初めて作詞作曲した作品で当時まだ21歳だったらしい。wikiによると。

    おまけ。

    昨日に日記の記述に妻からクレーム。「あの書き方だと賞金を私がもらったみたいに思われる」と。失礼しました。妻に渡してただの我が家の食費や学費の一般会計に入っただけです。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE