インターネットは金星に届くか
書いてみたらなんだか「アンドロイドは電気...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年4月8日
今日から新学期。高校生次男、中学生双子、3人とも3年生だ。どうなるやら、今年度の我が家。進路と受験はもちろん重要だし心配だけど、その前に3年夏、野球もそれぞれ集大成が待っている。7月なんてあっという間に来てしまう。そして私はその前に大仕事がやってくる。
仕事の方は、要員供出元部局への体制案の説明。先週ようやくまとめたやつだ。無事、理解を得られたので、これから色々具体的に動き始める。一つの関門を越えた形になる。
でも今週はまだ前例なきトライアルが目白押し。やむなく請け負っている雑務を片付けながら、創造的にアイデアを出していかないといけない。簡単に言うと、踏ん張りどころ、正念場。なんか正念場ばかりな気もするけど。ただプレッシャーはあるが、結構ワクワクもしている。たぶん、本質的に新しいことをやるのが好きなのだと思う。リスク満載の業務なのでスリルいっぱいだけど、そういうスリリングな仕事も結構好きだ。まあそれに、いくらリスクやスリルがあっても、何かあったら対処は自分ですればいいだけだ。そういう意味では緊張感とかプレッシャーはないかも。
むしろ私が緊張したり怖さを感じるのは、見ているだけで何もできない子どもの野球の試合を見たりする時だ。長男中3の夏大会初戦とか、今でもよく覚えている。負けたら終わりのトーナメント、先発登板の長男は、ノーコン癖が出てカウントを取るのに四苦八苦。貧打のチームでセコい攻撃でなんとか2点取ったものの相手にも失点許し、一点差という試合だった。連合チームで3年間一緒にやってきた子が一人インフルで休み、絶対2戦目の出場機会を確保せねばならない戦い。その責任がマウンドの長男に・・・という状況だった。見ていて息苦しくて吐きそうだった。一点差の最終回もランナーを背負う苦しいピッチング。最後のバッターのファールフライが野手のグラブに収まった瞬間、私も妻も、歓声は出なくて大きなため息を吐いていた。
この夏は、負けたら終わりのプレッシャーのかかる戦いが高校生と中学生のダブルでやってくる。主力ピッチャーはやってないので、長男の時ほどプレッシャーを味わうことはないと思うけど、想像すると今から少し緊張感を感じる。ああいう気持ちは、日常生活で滅多に感じないものなので、それはそれで貴重な体験かも。
スリルのクライマックスに向けたカウントダウンがいよいよ始まった。夏はあっという間に来る。一日一日を大切に使っていこう。
神奈川県葉山町/57歳