お便りフォーム

    お名前(ニックネーム)*

    Eメール*

    宛先*

    メッセージ*

    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    いくつ産むか?

    この春は忙しくてあまり観察できていないのだけど、そんな人間の事情はお構いなく、シジュウカラの繁殖活動が進行中。先週、産卵を始めたのは確認したが、卵はいくつになっているかと、今日は詳しく見てみる。毛のようなもので隠れていて見にくいので、少し指でかき分ける。

    数えてみると8個あった。シジュウカラの産卵数は8〜10個くらいが平均らしいが、多いと12個も産むことがあるという。鳥というのは1日に一個しか卵を産めないので、メスは毎日一個ずつ産み足していく。産み終わるまでは、まだ温めない。なので、この時期は親鳥の巣箱への来訪頻度が低くて繁殖ステージの中では静かな時期だ。メスは全部の卵を産み終わると、抱卵を始める。同時に温め始めると、卵の成長が揃って、一斉に雛が孵り、同じ頃に巣立つことになる。

    さて、今年は何個の卵から何羽の雛が巣立っていくか?ただ、抱卵を始めたメスは、巣箱の蓋を開けて人間が中をのぞいても、巣箱から逃げないので卵が見えず、最終的にメスが何個卵を産んだかは、はっきり分からないことが多い。まあそこまでして、卵の数を確かめようとしていないのだけど。ちなみにメスが抱卵を始めると、時々オスがメスに餌を運んでくるので、少し巣箱周辺は賑やかになる。

    庭に巣箱を付けたのはもう6年前か。一緒に巣箱を作った双子がまだ小さい。以来、毎年シジュウカラはここで子育てをしている。春と初夏に2回子育てを成功させることもあるが、今年はどうだろう?巣立ったヒナがカラスに襲われたり、去年は卵がヘビに食べられたりしたこともあった。仕事に行っていて、ヒナの巣立ちが見られないことが多いのだけど、今年はどうだろう?楽しみに見守ろう。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE