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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    抱卵

    朝、巣箱を開けたら、シジュウカラのメスが座っていた。卵を温め始めたようだ。昨日の朝、11個卵があった。今朝12個目を産み足して抱卵を始めたのではないかと推測。

    孵化まで13〜4日なので、今日から温め始めると、ひなが孵るのは5月1〜2日か。孵化から巣立ちまでは18〜20日くらいなので、5月20日過ぎくらいか?

    約一ヶ月後、仕事はまだ佳境にはかかってないかな?中学校は体育祭がそれまでにあるかな?そのくらいの短い時間の間に懸命に餌を運んで12羽ものひなを育てようというのだから、鳥ってすごい生き物だ。

    毎年のことではあるけど、ひなが孵ってからの親鳥の働きっぷりは凄まじい。我が家から100メートルくらいのところには裏山の尾根が降りてきて林になっている。これからの季節、昆虫が大発生するので、山まで行けば蛾の幼虫など、シジュウカラからすれば、餌は取り放題みたいなものなのだろう。だから、天敵の危険が低い住宅街の巣箱と、餌が豊富な山を往復することになる。飛行という高速移動手段で最短距離を往復できる彼らの効率性はとても高い。それはそうなのだけど、脇目も振らずに、山と巣箱を一心不乱に飛び交って必死に子どもを育てる彼らの姿には、毎年、心打たれるものがあり、エールを送りたくなる。

    さて、和歌山県知事選も予想通り6月1日に決まって告示は5月15日。シジュウカラの子育てのクライマックス頃だ。仕事も子育てもシジュウカラに負けないように頑張っていきましょう!

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/57歳

    ©30YEARS ARCADE