やるしかない(笑)
早朝から長女に手伝ってもらって猛然と仕事をしている妻に申し訳ないが、祝日出勤させてもらう。7時40分くらいに家を出て渋谷...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月2日
たぶん、この先二度と買うことがない乗車券だと思う。津〜水戸。あまりない行程だと思うけど、朝、津を出れば、水戸には昼に着く。13:30から県庁で始まる会に十分間に合うので、今回は三重、茨城をハシゴ。
ここまでしなくても業務は回るのだけど、行けるのであれば、行くのが良い。この2年でDXは一応形にはなったけど、ある意味、対症療法的で、根本的な解決とかゴールを考えるとなると、アプローチは全く違ってくる。そういうことを考えるヒントは、現地、現場、そしてその担当者と直接接しないとなかなか得られない。リモートとか、チャットとか、メールとかで得られる情報は、必ず相手の「常識」とか「固定観念」とかいったフィルターがかかっているので、ゲームチェンジのヒントになるような部分はカットされがちなのだ。
とりあえず今回も十分、来た甲斐はあった。ちなみに津でも水戸でも、現地の担当者から、口々に私の健康について心配の言葉をもらった。実際にはそんなことはないのだけど、地方からは私が死ぬほど働いているように見えていたようだ。この辺りも一つの「答え合わせ」だ。良い面もあるし、悪い面もある。今回はあえてこの業務の関係者をteamsの一つのチームに全員集めて運用した。登録者は数百人にのぼる。本部からの周知、みたいな形で全国の窓口担当者にメンションして発信する投稿には、リアクションが付くのである程度、全国の反応がわかる。ただ「各地からの問合せ」みたいな質問は、こちらの回答について、質問者がお礼の返答をするだけなので、他県の担当者がこういうのをどのくらい見ているのか、手応えがよく分からなかった。ただ全国共通チーム上でこういうやりとりもする仕様にしたのは、他県の担当者にも見てほしいからであり、またその前提で、あらゆる質問にクイックレスポンスを徹底した。これは本部がどれだけ、各地のフォローを本気でやっているか、ということを見せつけるためで、ある意味、パフォーマンス、スタンドプレーみたいなこと。今回、私が全国に要求したことがかなりハイブローだったので、本部が本気でやってることを示さないと、ブーイングが噴き出す恐れが高かったためだ。津と水戸の担当者と話す中で、結果的には、私の「パフォーマンス」は思った以上に、各地で見てくれていたようだ。「どんな質問にもすぐに答えてくれてとても心強かったです!」ということ。それは成功。ただ問題は、そういうことをするために、私が健康を損ねるような無理な働き方をしているのではないか?と見られていたことだ。だから「お体大丈夫ですか?」と津でも水戸でも聞かれたわけだ。そういう無理は自慢にもならないし、何より私は自身の健康に用心深いので、そこは何重にもリスクヘッジをしているのだけど、teams上のパフォーマンスで、そうは見えなかった、ということ。それは反省しないといけない。
今回の出張も私としては、気分は夏の旅行みたいな感覚だけど、水戸の担当者には津からわざわざ、という風に思われている。まあ新幹線の中でPCで報告書を書いたりはしているのだけど。今後はスタンドプレーはやりつつも、ワークライフバランスをちゃんと保っていることを示した方が良さそう。現実には地方の方がよほど大変で、私よりずっと遅い時間まで働いている人間がたくさんいることを私は知っている。
ちなみに水戸は明日が黄門祭りらしい。帰りますけど。台風は抜けるのかな?30年ぶりくらいに来たけど、街をちゃんと見たことはないので、雨が抜けていれば帰る前に少し見物したいところ。道すがら見た小学校がとりあえず格好良かった。
神奈川県葉山町/57歳