初カツオ
ランニング魚屋パトロール。1匹800円の巨大アンコウに少し心動くが、冷静にスルー。ホトトギスが盛んに鳴いているし、佐島水...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月21日
お盆明け、三重と茨城で業務の本番が進行している。どちらも順調。茨城は最終的に本部で制作する案件なので、以前は我々にも細かい雑務が発生し、想定外に備えて、それなりに緊張感を持って臨戦態勢をとらねばならなかった。でも私が業務フローを全てデジタル化して、ペーパーレス、システム化してしまったため、かかる要員も手間も時間も大幅に縮減していて、私も基本、現地とこちらの担当ディレクターに任せて、見守っておけばいい状況。なのでほどほどに引き上げ。
長女はハマスタにカープ戦を見に行っている。長男は久里浜のJAMSTECでの企業説明会に行っているが夕方戻り。家族LINEによると、妻が、ずっと家にいた受験生3人と長男を連れて夕方から佐島のプールに運動に行き、そのまま夕食は丸亀製麺とかで外食という算段らしい。私が家に帰る頃は誰もいないし、食べるものもあまり無さそう。別に問題ない。そういう心づもりで帰宅。
家に帰りまず風呂に湯を入れる。その間に乾燥機から洗濯物を出して片付けて、もう一度洗濯機を回す。子どもたちが帰ってくる前に、沸いた風呂にすぐに入る。風呂から出て、自分の食べるものを色々作ったり、温めたりして、さてビールでも飲もうか?というところで、妻が家に駆け込んできて、トイレで激しく嘔吐を始める。!?
車は子どもたち乗ったままで家の前にエンジンかけたまま。どういうこっちゃ?とりあえず急いで車をバックさせて駐車場に入れて子どもたちに事情を聞く。プールを待っているうちに気分が悪くなって、子どもたちの食事中も何も食べていなかったそう。そして帰りの運転中にいよいよ気分が悪くなり、家に着くなりトイレに駆け込んだらしい。よく家までもったな。10分ほどトイレで嘔吐したあと、妻はよろよろと2階に上がりながら「病院に連れていってもらった方がいいかも・・・」と呟く。まさに食事を温めてビールを飲まんとしていたところなんですが・・・
2階に上がって様子を聞くと、夕方から頭が痛かったということ。そして今も頭が痛いということ。熱はない。嘔吐症状は治らない。腹痛もないみたいだし、変なものは食べていないようで食当たりは無さそう。コロナとか感染症も吐くだけっていうのは?とにかく頭痛を訴えているので、最悪、くも膜下出血とかは可能性としてありうる。とにかく医者だ。一階で子どもたちと相談。救急車か?いやその前に医師の意見を聞きたい。
うちの地域は逗子池子の地域医療センターに夜間も当番の医師がいて急な患者に対応してくれる。子ども5人の我が家、応分に怪我や急病の頻度は高いので、何度もお世話になっており、自慢にならないが、私もかなりこういう状況に慣れている。すぐに電話をかけると当直の医師につながった。症状を説明すると、脳外科の医師の診察を勧められた。それはそうだ。今夜の池子にその担当はいないので、行っても吐き気止めの薬を出す処方くらいしかできないということ。頭痛が心配なら、脳外科医が当直している病院へ行った方がいいということ。それは今夜の場合、どこの病院が近くならありますか?という質問に、当直の医師はすぐに3つの病院名を答えてくれた。救急体制、しっかりしていてありがたい。一番近いのは、葉山の病院。この前、長女が救急車で運び込まれた病院じゃないか。すぐさま、そちらに電話して事情を説明すると、行けば診てもらえるということに。電話している横で子どもたちが妻の保険証とかお薬手帳を探し、嘔吐した場合のビニール袋、新聞紙、タオルなどを準備している。こういう時に我が家の子達は頼りになる。
長男が付いて行こうか?と言ってくれたが、待ち時間が長くなりそうなので、とりあえず私だけで、妻を何とか車に乗せて病院へ。長男には洗濯機の中のものを干すように頼む。病院に着くが妻は歩くのが厳しく、車椅子を借りる状況。受付を済ませてERへ。あとは医師に任せるしかない。
ストレッチャーに乗せられたまま検査室などに行き、CTやら血液検査やらして、一応結果が出たのが23:50くらい。幸い、くも膜下出血とか、深刻な症状はなかった。感染症や食中毒も考えにくいので、あえて考えるなら熱中症みたいなものかも?ということ。点滴を受けて吐き気なども落ち着いているので、家に帰って大丈夫ということに。やれやれだけど、専門医にすぐに診てもらえてよかった。
家に帰って長男、長女らに事情を説明、妻が休むのを見届けて、今夜はもう大丈夫だろう、とビール。というか腹も減り過ぎ。24時過ぎにこういうものを食べるのもどうかと思うけど仕方ない。
それにしても、やはり家族が多いと病院へ行く機会も多いかも。骨折もこの夏の長女で3人目。長男は中学の時に野球の試合で一塁に駆け込んだ時に野手と衝突して肋骨にヒビを入れた。この時は私が休日の夜に横須賀の病院に連れていった。双子1号は小学生の時に少林寺の稽古のあと平均台で遊んでいて落ちて腕を折った。この時は翌朝、私が逗子の病院に連れていった。3年前、一人暮らしになった母が風呂場で転んで肋骨を折ったこともあったな。あの時は大井町の整形外科に終了直前に駆け込んで診てもらった。うちの妻や子どもが夕食を一緒に食べようと訪問した日だったが、怪我をした母を一人にして全員帰るのもどうか?ということで、その日から私が5日実家泊まりだった。肋骨なんて鎮痛剤を飲んで治るのを待つしかないのに母が「鎮痛剤が怖いから飲みたくない」と言いながら「痛い痛い」と言うので、気が狂いそうだったな。双子2号の大学病院眼科にも4年くらい通ったし、父の大学病院通院にもかなりあちこち行った。そして家族のコロナとかインフルはもとより、魚の骨が喉に刺さったとか、足に刺さったトゲが抜けないとか、走り高跳びのマットから長女が落ちたとか・・・・・他にもまだまだあるけど、みな健康で元気に暮らしてほしい、と思いながら深夜のビールでした。
ちなみに妻は一晩寝て、回復して無事仕事をしていました。たぶん大丈夫だと思います。
神奈川県葉山町/57歳