8月6日
8月6日の朝は、毎年家族で黙祷。広島に計9年間勤務し、あれにも深く関わってきた立場として、しっかり見て、考えて、そして伝...
風早草子
カザハヤソウシ
2025年8月28日
今日は珍しく地元でバーベキューのお誘い。
家の近くに仙元山という山がある。山頂まで歩いて10分ほどで行けるが、海と富士山が見晴らせる抜群の景色でハイカーにも人気のスポット。この山頂の景観を守るために桜の木を植えて、草を刈る活動を地元の商店会の有志がしている。商店会のメンバーではないのだけど、私も3年前からこの草刈りチームに入れてもらい、出られる時には山の草刈りに参加している。
仙元山も多くの里山同様、山林は荒れている。何をもって「荒れている」と解釈するかは、山の利用の仕方によって意見は分かれるとは思うが、私は荒れていると思う。人里の近くの山というのは、歴史的には材木というよりは、燃料としての薪炭、そして農業の肥料としての緑肥の供給場所として扱われてきたと思う。したがって、ガスや化学肥料の普及で昭和30年代以降は概ね存在価値を失い放置されてきた。杉やヒノキなど、木材として植林された植林された林も、外材との価格競争には勝てず、だいたい放置されている。その結果、所有者、管理者もよくわからないまま、手がつけられなくなっている。仙元山も数十年前に植えられたと思われる杉やヒノキが結構大きくなっているのだけど、これが台風などで結構激しく倒れている。しかし管理者不在状態なので、他の木に倒れかかった大きな倒木がたくさん放置されている。大雨などで土砂崩れが起きたりしたらかなり危険だと思うが、私が葉山に来てから、状況は変わっていない。学生時代、里山の調査とか保護活動に携わっていたこともあり、こういう状況をなんとかできないかな?と思っていた中で、商店会の活動を聞き、知り合いの方もいたので仲間に加えていただいた。メンバーには町の議員をしている人もいるので、情報収集とかコネクションも得られるかな?というのと、まあ単純に地域とのつながりを増やしておきたい、という意識もあった。ということで、荒れた山をなんとかする活動はまだ具体的に何もできていないけど、商店会の草刈りにはこれまでも結構参加してきた。
ちなみにこちらが仙元山からの景色。
で、今回は商店会草刈りチームとしての夏の打ち上げバーベキューに誘われたわけだ。ただ純粋に草刈りチームのバーベキューではなく、商店会の定例会議からの流れでバーベキューということなので、知らない人も多数いる見込み。人見知りの私にはやや抵抗があるのだけど、最近は誘っていただいたら、できる限りこういうイベントには参加するように心がけているので、18時の開始に間に合うように職場を早めに離脱。
ところが、帰る電車の途中で妻からLINE。先週と同じ頭痛がまた起きて、病院に来ていると言う。診察はまだ。学校の仕事で会議に出ている途中で頭痛が激しくなり、会議を抜けて自分で運転して病院に行ったということ。そのため、家に帰って子どもに聞いても妻の様子はわからない。この状況で脳天気にバーベキューに行って飲んでいられるわけもなく、急いでバイクで病院へ。
先週に続いての受診なので今回はMRIも撮ってもらったが、幸い深刻な異常はなかった。妻も鎮痛剤と点滴で症状は落ち着いたよう。一安心だが、なんか疲れた。私も妻も慢性的に無理をしながら日々生活しているので、そのツケかも。まあでも無理しないと生きていけないので仕方ない。商店会の会長さんには状況を連絡してあったが、医師の説明を聞いて、19時半くらいでまだバーベキューはやっているので、急いで家に帰り、会場に顔を出した。予想通り、知らない人が多くてややアウェイ感はあったけど、結構色々な人が話しかけてきてくれて、楽しめた。ご近所で挨拶くらいしかしたことがないご夫婦とかと初めてまともな会話をしたり、私にしては上出来だった。まあ我が家、私の社交性は低いけど、妻は交友が広いし、子どもたちもたくさんいるので、私は知らなくても、他人からは結構認識されている。(笑)
肉のほか、地元漁師さんからのサザエが美味しかった♪
しかし、何かと予定通りとか、順調、一筋縄でいかない我が家だ。まあでもそれも仕方がない。(笑)
神奈川県葉山町/57歳