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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    冬季講習

    今朝の鳥活。晴れの予報だったけど、思ったより雲が出て日差しもなく、撮影には不適。佐島までバイクを流したけど、めぼしいターゲットはなく、寒いので帰ろうと思ったところ、森戸神社裏の磯にウミアイサが接近しているのを発見。盛んに水中を覗き込んで泳いでおり、ユリカモメも周囲を飛び回りやる気あり。待てば眼前に来るかも?ただ寒い中、あちこちバイクで走り回って、トイレの我慢が限界に近い。でもトイレに行っているとチャンスを逃しそう。ということで、限界を堪えてチャンスを待つ。(こういうことをするから鳥見に女性を連れて行くと評判が悪い)

    結果的に目の前に群れは回遊してきたのだけど、そのタイミングは日差しが陰り、残念。これでもiPadで大幅な補正をしているのだけど、このくらいしか色が出ない。ウミアイサ、左上のオスは繁殖羽に変わりかけている。カモの仲間は年に2回換羽するのだけど、オスも非繁殖期はメスと同じような地味な色合いをしており、越冬地に飛来してから換羽して派手な繁殖羽に変わる。そして越冬地でメスに求愛してカップルになる。ウミアイサのオスは濃緑の頭、赤い嘴、白い首という配色に変わる。そうなるともっと被写体としてはバエる。ただ、成熟に時間がかかるようで、今年生まれのオスは繁殖羽にならないと思われる。この辺りは幼鳥が多いようで、シーズンが進んでも繁殖羽ののオスの比率はとても低い。

    ウミアイサを待つ間にイソシギが近くに来たのでパチリ。この辺りには一年中いる鳥だけど、身近過ぎてカメラを向けるチャンスがあまりない。飛沫が上がった瞬間を狙ったのだけど、残念、鳥の顔にピントが行かず。

    こちらはカンムリカイツブリ。ウミアイサ同様、冬に渡ってくる海に潜って魚を捕らえる鳥。白い長い首がきれいで優美な鳥なんだけど、それぞれが単独で潜水して魚を追うだけでウミアイサみたいな集団での活発な狩りはしない。好きな鳥ではあるのだけど、カメラを向ける被写体として退屈な鳥。潜水魚食性の鳥というのは、アイサ類、カイツブリ類の他にも、ウの仲間、アビの仲間と、目、科レベルで多様な鳥がいるのだけど、結構、行動や戦略が違う。

    書くと長くなるけど、鳥活は朝の1.5時間くらい。今日のメインは双子の塾の冬季講習体験参加にあたっての面談。うちの子どもたちは基本的に典型的な塾というものにほとんど行っていない。まあお金が足りないからだ。双子の勉強は長女が見ている。でも年末年始、気が散るし家で勉強するのも難しいよね、という話。そういう中、この辺りの大手塾の冬季講習とかの「体験」はかなり安く受けられるという話を長女が持ってきたので、申し込んだ次第。この先、12月中の2週間くらいと、年末年始の時期、数千円で体験が受けられて模試も何回かやらせてもらえるらしい。で、本日2人は早速模試。15時から行って、5科目受けて採点して21時頃まで。そして体験にあたって保護者も面談に来てください、ということで私も塾へ。

    教室長という人が40分くらい、こちらの志望や状況を聞きつつ、塾の日程や指導の説明をしてくれた。体験だけで、継続して入塾するつもりはないのだけど、ご丁寧に説明してもらってなんだか申し訳ない。しかし、若い教室長、細身で色白でメガネ、そしてスーツの上着の襟がワイシャツから浮いている締まらない着こなし。(笑、失礼)丁寧な口調で立板に水の説明は分かりやすいのだけど、塾の人っぽいなー、とチラチラだけど、しげしげ観察してしまった。(笑)

    どうも塾というのは、私自身がまったく通ったことがないので、イメージがわかない。うちの母親は過干渉で口うるさい人だったが、塾に行け、とは言わなかった。というか、中学生までの私は学校の成績はほとんどオール5だったので、塾に行く必要もなかった。典型的な昔神童、のちタダの人、というやつだ。当時、私が住んでいた大森スラム地域でも、中学生で塾にまったく通っていないのは私くらいで、部活やクラスのやつが同塾ネタで盛り上がる話題にまったく入れなかったのがちょっとイラついた記憶がある。あと、塾に行ってるやつが塾の先生に教えられたことを「参考書は⚪︎⚪︎が一番いいんだぜ」とか「あの公式はこういう勉強法で覚えれば完璧だ」とか、得意気に披露するのにもなんかムカついていた。塾の先生が言うことをなんでそんなに信じるのか?本当に全部正しいのか?とか。私は参考書とか買うなら、自分で本屋に行って、たくさんあるのを見比べて、それぞれがどう違うのかを確かめた上で自分が好きなのを選びたい主義で、むしろ勉強より、そういう作業の方が楽しいタイプ。当時、懸命に塾で勉強してるやつよりテストでいい点数を取るので「お前はズルい!」みたいなことを言われた。さすがにそれは意味が分からんかった。まあでも、こういう我流のツケが出て、高校以降は勉強で非常に苦労したわけだ。大人になって、我流を改めるべく、色々地道な努力はしてきたけど、きっと本質的には一生我流人生を歩みそう。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/58歳

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