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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    かがやきでgo

    急な出張で福井へ。北陸新幹線、かがやきだと3時間で着いてしまうとは知らなかった。近いけど、あまりこれまで接点がない福井県、というか特に福井市か。

    福井県なら、東尋坊には何回か行ってるし、大学のゼミ旅行はあわら温泉だった。両親に付き合って永平寺にも行ったことはある。でも福井市には寄ってないかも。恐竜博物館も一乗谷も行ったことはないな。まだまだ日本の中でも未踏の場所は多い。

    福井というと、幕末の藩主、松平春嶽が色々存在感を発揮していたので、橋本左内とか三岡八郎とか、幕末ものには結構福井が出てくる。坂本龍馬も春嶽や三岡八郎を訪ねて結構福井まで来てる。

    到着した福井は冷たい雨の天気。駅はかなりの恐竜推しだった。写真撮ろうとしたら、動き出してちょっとビビった。(笑)

    徒歩5分の県庁は、完全に福井城の中、というか本丸跡に県庁が建っている。城の近くに県庁がある県は多いけど、城の中、というのは初めて見たかも。現地メンバーと合流して臨んだ現場は予想よりカオス度が高くて、ちょっと心配。やはり都道府県ごとの流儀も違いが多くて、まだまだ気を引き締めないといけない。

    そのあと、現地の事務所へ。私ももうキャリアが長いので、全国どこへ行っても、どこかで一緒だった知り合いが何人かはいるのだけど、別セクションの年次の離れた後輩など、声をかけれられても、こちらは「?」ということが多くて、申し訳ない。今回も「広島で一緒だった⚪︎⚪︎です!」とわざわざ近付いてきて挨拶してくれた後輩がいたけど、全然思い出せなかった。一応毎回、事前に現地のメンバーの顔写真入りリストをイントラ上で見て、予習はしているのだけど。たぶん根本的に他人というか人間への興味の薄さから来ているような気がする。一生治らないと思うけど、失礼がないように気をつけないといけない。

    今回は現地に行く必要性があるかな?という気も少しあったのだけど、来てみると、制作担当者から非常に多くの質問、要望があり、結局、微に入り細に入りレクチャーすることになった。そしてせっかくなので、全国向け勉強会とかでは割愛するディテールや最近のトピックスを話したら、とても興味を持ってもらえた。やはりフェイストゥーフェイスの機会は大切だ。

    終了後、恒例の出張一人飲み。刺し盛りが安くて豪華だった。泊まったホテル、畳小上がり付きシングルという謎の構造だけど安かったから良し。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/58歳

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