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    風早草子

    風早草子
    カザハヤソウシ

    初詣

    地元、森戸神社のお参りの行列が長い。二日の午後になっても、神社から出て橋を渡って行列が浜まで伸びていた。1時間では済まなそう。さすがにそんなに並びたくないので、昨日はお参りを断念。

    3日朝、空いているうちに双子とようやく初詣。双子は引いたおみくじの学問の箇所を気にしていた。一応受験生なので。(笑)冷え込んだけど、空気は澄み切っていて、神社の裏から富士山がくっきり。こういう景色が見えるから、お正月のお出かけに遠くから来る人も多いのだろう。そういえば、数年前、長女は年末年始、ここで巫女のバイトをしていたこともあった。

    3日は塾の年末年始特訓は休みということ。一方、妻はもう仕事をしている。長女は昨日、広島のおばあちゃんたちに会いに新幹線で出かけて行った。鹿児島の長男も年末から広島にいて、おばあちゃんのところでえらくリラックスして過ごしているらしい。彼は、広島で通っていた幼稚園でタイムカプセルを掘り出すというイベントがあり、それに参加するために今年は広島滞在。後でその写真が送られてきたが、タイムカプセルを埋めた日の写真には長男ではなく、次男がにっこり笑って写っていた。当日、長男は病気で休んだため、妻が長男のカプセルに入れるものを持って、次男と幼稚園に行ったらしい。

    私はヒマなので、少し鳥を探してバイクで走り回った後、長時間のランニング。そう、本当にヒマな正月だ。この感じは、仕事についてから、まだ結婚していなかった頃に似ている。結婚前、仕事が忙しいと理由をつけて正月に帰らない事もあったが、だいたいは一応帰省していた。しかし、兄も私も家族で出かけるとか、真っ平なので、元日からヒマを持て余して、町をうろつき、どうでもいい買い物で浪費するのが関の山だった。私は友人も少ないし、親しい友人は地元を離れていてだいたい帰省していないパターンだ。私も兄も結婚が遅かったので、そういうグダグダな正月が長く続いていた印象がある。でも、結婚して子供が産まれると、これが一変して、年末年始はおじいちゃん、おばあちゃんに孫を見せにいく一大オペレーションとなった。母の気合いの入りようもすごかった。おじいちゃんと初詣に行ったり、実家の前を走る箱根駅伝の応援に出たり。伊豆の温泉にみんなで行った事もあった。逆に両親と兄一家に葉山に来てもらって正月をやった事もあった。

    そういう二十数年の時代が、父が亡くなり、母がグループホームに入居して、今年終焉した形になる。この写真は5年前。ほんの5年で状況は大きく変わる。こういう写真を見ると、その時その時を大切にしていかないといけないと感じる。

    とりあえず、我が家はここからはまた新たなステージ。楽しみ方を考えていこう。海で双子と一緒に遊べる時代だって、いつまでもは続かない。いまを大切に、と改めて思う新年。

    書き手

    海秋紗

    海秋紗

    神奈川県葉山町/58歳

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