期待外れでも気にはしない
期待できるかも?というミーティングがあって、少し意気込み、いつもより早く渋谷へ出勤。しかしこちらの望む展開にはなりそうに...

風早草子
カザハヤソウシ
2026年1月8日
楽し過ぎて、日記書く暇もなく、というか食事する時間も惜しくて、昼食を抜く始末。ということで、日付が変わらないうちに昨日の日記は書いておこうと思うけど、盛りだくさんで書き切れるか?書きたいことは書きたいけど。
朝4時半に起きてせっせと準備。一方で台所の片付けとか、洗濯とかはできる限りしておきたい。子ども抜きで自分一人で泊まりで勝手に遊びに行くとか、たぶん結婚してから初めてだと思う。子どもが生まれてからずっと、自分がやりたいことは、子どもの面倒を見ることと絡めて、実現することが大前提だった。自分が釣りに行きたいなら上の子供3人は連れて行くとか、夏休み部活が休みでヒマな中学生を沼津の水族館へ連れて行くついでに大磯にアオバトを見に行くとか。2年前、印旛沼にトモエガモの大群を見に行ったのも、部活がなくてヒマな双子をどこかに連れて行ってほしい、という妻の要望もあった。去年、鹿児島で鶴を見に行った時も長男と双子を連れて行った。子供づれでも、鳥を見に行ければ、私はそれなりに楽しめるのだけど、残念ながら私の英才教育?に関わらず、我が家の子供は誰一人、トーさんのような鳥マニアには育たなかった。(笑)まあそれが普通だと思う。故にトーさんの鳥見に付き合わさせると、露骨に嫌がったりはしないけど、明らかに退屈しているので、こちらもそれなりに気を遣っていつもほどほどで切り上げる。去年、鹿児島でトーさんがカツオドリを夢中で撮影していた時も、子供たちは車の中で箱根駅伝の中継を見ていたわけだし。
しかし、本当はそういう気遣いなんかしないで、気の赴くまま、好き放題、フィールドで粘りたい、というのがバードウォッチャーの本能、本質なのである。ということで、今回は完全にそれができる一泊二日。朝からテンションMaxで出発。まさかの雨でしかも極寒。でも全然、大丈夫。同行者がいたら「こんな天気で鳥見に付き合わされたらウンザリなのでは?』と気になって仕方ないけど、自分一人なら気遣いは無用だ。

今回はトモエガモの大群が見られる印旛沼と、さまざまな猛禽類や水鳥が見られる霞ヶ浦湖畔の茨城稲敷市が目的地。小雨ぱらつく極寒の印旛沼でトモエガモと色々な鳥を楽しむ。
雨はまだ止まないので、稲敷に向かう。最近は初めて行く場所もルートはカーナビ任せなので、事前にあまり地図など見ない。走り始めて、「大きな川沿いの道が続くな」と思っていたら利根川だった。千葉から茨城に行く道が利根川だというイメージがなかったけど、地図を見れば確かにそうだ。そもそも関東平野は広すぎて、長年東京に住んでいたが、特に北関東の地勢はイメージがあやふや。
印旛沼から稲敷は結構近い。稲敷では友人おすすめのスポットをチェックしてから、チュウヒというタカがねぐらにするというアシ原をチェック。
まだねぐら入りには時間が早いので、同じ稲敷市内の稲波干拓のオオヒシクイを見に行く。オオヒシクイというのはガンの一種。関東平野でガンが定期的に飛来している場所は現在、ここしかない。かつて関東平野はガン類の国内最大の越冬地で、皇居の濠でも羽を休めるガンが見られたのだが、狩猟鳥とされていたため、激減し、関東から姿を消した。それが唯一飛来している場所が稲敷の稲波干拓という場所なのである。

私は昔、この本を買って読んだ。ということで、向かった稲波干拓。今年はここまで14羽が飛来しているということで、私もその姿が見られた。ちなみに上記の本、出版は1995年ということだが、当時は、日中田んぼで餌を食べたオオヒシクイが、夜、どこでねぐらを取っているのか、はっきりしたことが分かっていなかったようで本にも書いてなかった。ところが今回、観察舎を訪れて係の人の話を聞いて、オオヒシクイたちのねぐらが判明していると教えてもらった。その場所は霞ヶ浦ではなく、30キロ離れた鹿島灘の海上だということ。海上だったとは。意外。

オオヒシクイポイントから、チュウヒというタカのねぐら入りポイントの妙岐の鼻というアシ原へ、再び戻る。日没前に集まってきたチュウヒがアシ原に入るという。10羽くらいのチュウヒが飛んできてアシ原の上を飛ぶ。そしてさまざまな小鳥も群れで飛んできたアシ原に入っていく。コチョウゲンボウというなかなか格好良い猛禽もつがいで来て木に止まる。ただ超寒い。ジーンズの上にはワークマンのオーバーパンツを履いているが、靴が冷える。足から寒さが上ってくる。久しぶりに味わう感覚。足先が痺れそう。でもそれに耐えて見ていると、日没後、集まったチュウヒが同時に舞い始めた。そしてそれが随時、アシ原に降りていく。そこで眠るのだろう。

良いものが見られたけど、もう足先は感覚がないほど。靴も防寒ブーツみたいなものが必要だった。とりあえず、日が沈んだ妙岐の鼻を去ってホテルに向かう。稲敷に泊まれそうなホテルは見つけられなかったので、千葉の佐原へ。距離的には近くて20分ほど。

佐原というのは伊能忠敬ゆかりのまちで、時間があればじっくり見たいのだけど、そういう暇はなし。とりあえず冷えた体を温めるべく酒。あまり選択肢はなく駅前の魚民でモツ鍋と熱燗。いや、でも楽しい一日でした!


神奈川県葉山町/58歳