少しずつ大掃除
中高生3人が揃って引退して受験生になったので、弁当持って練習試合や部活に行く人間がおらず、土日の朝がのんびりしている。受...

風早草子
カザハヤソウシ
2026年3月23日

長女の大学の卒業式。会場は大学ではなく幕張メッセだし、式は行かなくていいかな、と思っていたけど、妻の書道の展示も月島で今日までなので、それを見るべく、着付けした長女と妻と車で習志野へ。その前に森戸神社でお参りして海岸で記念撮影。大きくなった。というか、もう大人だ。
子どもは5人いるけど、やはり最初に生まれてきた長女の思い出は格段に多い。私の両親にとって初孫、妻の方でも初孫、初ひ孫である長女は、親戚一同から多大な祝福を受けて生まれてきた。赤ちゃんの頃は全然寝なくて毎晩苦労した記憶もあるし、当然子供がかかる病気、突発とか下痢とか、一通りやって、その都度心配しながら育ててきた。でも、生来、健康なタイプなのだろう。1歳半で弟が生まれてお姉ちゃんになって、その後、とても逞しく成長した。好奇心旺盛で活発な女の子。そして勇敢で謎に根性がある。(笑)私は、子どもが自転車に乗りたい、と言い出したら、こんな風に教えてやろう、というプランがあって、成長する長女を見ながらそれを試すのを楽しみにいていた。ところが長女はうちの両親の家に泊まりに行った時に近くの公園のレンタル自転車を借りたら、その場で、補助輪なし自転車の乗り方を覚えて帰って来てしまった。あれあれだ。社宅に帰って来て、人からすでにもらってあった自転車であとは勝手に社宅の中庭で自主練習をしていた。最初はうまく曲がれず、「わーーーー!」と言いながら植え込みに何度も突っ込んでいたけど、傷だらけになっても泣いたりせず、「だいじょうぶ!」と、トーさんの助けも借りずに、自転車はマスターしてしまった。自転車だけでなく、一輪車もそうだった。一輪車については私も妻も全くできないから教えることもできないし、特に勧めてもいないのだけど、「乗れるようになりたい!」とこれまた自主練習で、上手に乗れるようになった。うちの子どもで一輪車に乗れるのは長女だけだ。ヘタレでビビリの長男は試したことさえないと思う。
謎の頑張り屋、勝負への執着心みたいなのがあって、小学校に入ると、運動会とかにもものすごく入れ込んだ。だから運動会で自分の白組が負けると、ものすごく不機嫌で帰ってきて「赤はずるい!」とか言っていた。バレエとかプールとか、色々頑張っていて、バレエの発表会とか、長女のおかげで見せてもらった知らない世界も多い。小さい頃の親子水泳は全部私が一緒にプールに入っていたな。小5で葉山に越してきて出会った少林寺拳法にまたハマった。知り合いの紹介でうちの子どもたちが行くようになった葉山の道院、小学校の体育館で週に2回稽古があり、一年に一度、皆、県の大会に出る。ただ葉山の道院は、半分くらいの時間はバスケットボールや鬼ごっこで遊ぶ、半分体操教室みたいな、ゆるいところだった。ところが長女が一人で「優勝したい、全国大会に行きたい!」とか言い出して、先生たちを慌てさせた。でも本当に小6の時に優勝して、中学でも2回全国大会へ行った。そして道院の後輩もそれを見て何人かが続いた。それだけでもやりすぎなのだけど、中学ではまた陸上部に入り、毎日のように朝練とか。そもそもさほど足は速くないのだけど、ハードルと200メートル走、走り高跳び、砲丸投げをやる四種競技というのに挑戦していた。走るのはあまり速くないのだけど、バレエで培った柔軟性なのか、高跳びの背面跳びはとてもきれいで、150センチくらいまで跳べるようになり、最後は砲丸も10メートル以上飛ばして、湘南地区の2位になり三ツ沢の県大会に出場していた。まあ練習で高跳びのマットから落ちて怪我したり、200メートル走った後に過呼吸になって医務室に運ばれたり、陸上は陸上で色々あったのだけど、まあ本当に頑張っていた。彼女には文才みたいなものがあり、小学校の時に書いた短編小説みたいなのはクラスで評判になるくらい面白かったし、中学校の時に応募した「道の作文コンテスト」とかは、知事賞の次の賞をもらって、作文は神奈川新聞に載ったし、横浜の大桟橋ホールで表彰もされて、私も見に行った。だから、文系に進むのかな?と思っていたのだけど、映画はやぶさの影響か、宇宙兄弟の影響か、理系とかJAXAへの憧れがあり、今回理系の大学を卒業することになった。もちろん万事順調だったわけでもなく、どちらかというと勉強の方は挫折の連続。高校も大学も、第一志望の県立、国立には落ちたし。でもクソ遠い千葉の大学まで休まず通って、単位も落とさず、研究室のMVPを取るまで頑張り、定期代とかもアルバイトで賄った。そして弟たちの勉強を見たり、また妻の知り合いの子の勉強も何人も見ていた。優しい頑張り屋なので、トーさんとしてあまり言うことはない。ただ最後の夏に事故って骨折するとか、おっちょこちょいは気をつけてほしいかな。怪我と事故だけはほんとに。

時間があったので、最後に彼女の通った大学を少し見学。駅近で大きい建物がたくさんあって立派だった。長女との思い出を書くと、ネタは無限に出てくるけど、今日はこのくらいにしておこう。釣りとか動物園とか、ほんとに色々行ったものだ。でもまだこの先、新しい思い出が増えていくペースのほうがきっと速いのだろう。とりあえず、今日は卒業おめでとう!そして頑張った妻と私にも乾杯!

月島の妻の書はまたお見事。私にこういうものは書けない。ただ聞くと、出展している中に高校生の男の子とか、20代の女性とか、若い人も結構いるそうな。これまた知らない世界だ。

神奈川県葉山町/58歳