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    もしもし五島列島

    もしもし五島列島
    モシモシゴトウレットウ

    海老天だと思ってたらちくわ天はだいぶ悲しい

     

    今日は一日中撮影アルバイトだったため、昼も夜もお弁当。
    しかも、cm撮影のため、お弁当が豪華。

    昼はとんかつ、そぼろ、サバの蒲焼から選べた。
    とんかつか、鯖ですごく迷ったが、珍しい鯖の方を選んだ。
    後に鯖ばかり余っている姿を見て、とんかつ選んだ方がよかったかな、、、と思ってしまった。

    サバの蒲焼は正直、しょっぱい味が強すぎて、ご飯は進むものの美味しさで進んでいるとは言いにくかった。

    ご飯がぎっしり詰まっていてボリューム満点なのと、おでんが入っているのと、錦糸卵が敷かれてあることが嬉しかった。

    夜は、もっと豪華で、4種類の選択肢のうちに、黒毛和牛カルビもあった。
    タラの西京焼き、黒毛和牛カルビ、牛しぐれ煮、牛甘辛味噌焼きとあったら、やっぱり誰しも黒毛和牛カルビに手が伸びてしまうだろう。

    私も、黒毛和牛カルビ一択の気持ちで弁当を取ろうとしたら、本当に1秒の差でラスイチを取られてしまったが、自分の欲望のまま動き一番下っ端の私がラスイチをとってしまうなどということにならなくてよかった。

    昼に魚を食べたので、肉どちらかから選ぶことになった。
    あまり画質の良くない参考写真にどちらも青のりをまぶした天ぷらの写真があったのだが、牛しぐれ煮の方は、海老天に見えて、牛甘辛味噌焼きの方はちくわに見えたため、牛甘辛味噌焼きの方が食べたかったが、牛しぐれ煮を選んだ。

    結局、海老天ではなく、全部ちくわ天だった。
    そうと知っていたら、牛甘辛味噌焼きを選んだのに。と怒りと悲しみで溢れた。
    しかし、牛しぐれ煮は絶品で、しかもこういうのは普通肉が薄くてご飯ばかり余ってしまうのに、肉の方がむしろ多いくらいたっぷりでとてもとてもとても嬉しかった。
    副菜の青菜も絶品で、マヨ和えなのか、なんなのかはわからないがさっぱりなのに味はしっかりでとてもよかった。

    見た目が豪華なので、いくらなのだろうと検索してみたら、1200円で、意外と安いなと思ってしまった。

    そしたら、黒毛和牛カルビも1200円なのか?と思い、見てみたら、黒毛和牛カルビの方は1500円で、300円の差を大きく感じてしまい悲しみに暮れたが、けどやっぱり、あの時黒毛和牛カルビを選ばなくてよかった。と、ここはすんなり諦めがついた。

    しかし!なんとタラの西京焼きも1500円だったのだ。
    この事実には大変多くなショックを受けた。
    そしてますます、昼のチョイスミスを悔やんだ。
    最初は種類が一種類しかないと思った先輩にとんかつを渡され、そのままとんかつを食べようと思っていたのに、あとで3種類あるとわかり、とんかつと入れ替えてしまった。
    あの時、とんかつにしておけば、西京焼きを選んでいたかもしれない。いや、「かも」ではなく、確実に選んでいただろう。
    悔しさで交通費をケチるため、2時間も歩いて帰った。

    書き手

    中村千結

    中村千結

    長崎県五島市・東京都大田区/24歳

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