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    もしもし五島列島

    もしもし五島列島
    モシモシゴトウレットウ

    島の子供達に教えに行ってるつもりが毎回セラピーを受けて帰ってきてる。

    五島列島の奈留島にたまに講師として行ってます。絵や工作など。

    だけど実際は別に特に教えることもなく、ただのんびり遊んで、私ばっかりポカポカすぎる気持ちで帰るだけです。

    奈留島の子供達の圧倒的な人懐っこさに毎回びっくりします。「親戚だっけ・・?」と思わせてくるなつきよう。

    調子に乗ってると思われちゃいそうだけど、本当にハーレムが起きて、有名人気分にさせてくれるんです。(誰に対してもそうなんです。本当に。)

    すぐ名前を呼んでくれて、質問してくれて、色々見せてくれる。

    一緒に遊ぼうを何度も誘ってくれるし、隣に座りたがるし、帰るときは毎回壮大な見送り(またすぐ会えるのに船まできてくれて走って大きな声でバイバイを言ってくれる)

    一緒に遊ぼうについては、誘ってくるわりに勝手にそれぞれで遊び出しちゃいます。昨日も、幼稚園ごっこを一緒にやろう!と言われて、私が先生役を任命されたのに、生徒だけで遊びます。と言われて結局ただ突っ立ってるだけの教育実習生みたいになってた。

    学童の先生が、気を使って、「もしもしちゃんは(もしもし五島列島なのでもしもしちゃんと呼ばれてる)お絵かきのプロだからお絵描き一緒にしたら〜?」とペンと紙を持ってきてくれたのですが、子供達は「俺の方がプロだー!」と一目散にみんな好きな絵を描いててとっても上手で、結局また次も孫を見守るおばあちゃんみたいになっていました。

    見て見て〜!出来たできた!が溢れる環境。

    子供達がここまでずっと素直で、純粋にはしゃいでいられるのは、私が住んでいる福江島よりとってもとっても小さな島なので、普段からたくさんの人に見守られていて、コミュニティが小さいこと、出歩く先みんな知り合いなことはもちろん、先生たちの仏のような穏やかさが大きいと思っています。

    いつもニコニコ笑顔で見守ってくれて、何しても「すごいね〜」と言ってくれて、一緒に楽しんでくれます。

    送迎してくれる先生の車内の音楽が「おばけなんてないさ」でした。ひさびさ聞いたけどとてもいい歌。怖い人に会うときとか苦手な場所に行くときにこれ聴いてからいったら元気でそう。

    学童のルールが

    ・一生懸命楽しむ

    ・ルールを守る

    ・ふざけて人を傷つけない

    でした。

    子供達は本当にそれを体現してるし、先生たちもそんな自由な子供達をあたたかい目で見守ってくれています。

    掃除の時間もみんなが楽しむので全然進まないんだけど、時間内には終わらせる意思があるから途中でヒートアップして、ちゃんと掃除をエンタメに変えて、ピカピカにしていました。

    おやつのじかんは黙々とハムスターのようにしずーかに食べて、その後はしゃいで遊んだり、体験中や授業中、とにかくよく話を聞いてくれるんです。これがすごいなといつも思います。これだけ活発なのに、ちゃんと聞いて、ちゃんとやってくれる。

    おふざけが好きな子達が多いけど、みんなおふざけのレベルがだいぶ弱いのはこのルールがあったからなのか!と子供達としばらく触れた後にルールを見たのでふに落ちました。

    大人に対しても素直だし、子供同士の関係性も素直すぎる。小学校の生徒が全部で10何人なので、学年関係なく、嫌なことはいや、ごめんねは秒でいう関係ができてます。上下がはっきりしてないけど、上級生たちはいつもちびっこたちを思いやって譲ったりしている。兄弟というより、親戚っぽい感じの程よい関係性。

    そんな子供達と一緒に、子供目線すぎる奈留島マップを作りました。

    観光できた人に島の魅力を伝えよう!こなくてもわかるような動画を一緒に!外国人にも見てもらいたいから字幕付きで、島に住む人にも見てもらえる工夫も。

    マップの土台の上に、アイコンとなるマークを考えて、イラストを書いて、そこにまつわる詳しい説明のイラストも一緒に書く。そして吹き出しには島の好きなところを書く。

    ここ書きたい!がそれぞれはっきりしていて、好きなところもはっきりしているのでかなり個性的なマップになっていて、役に立つかはわからないけど、見ていてとても癒されることは間違いなしのものになりました。

    スーパーの紹介で、ポテチの絵だけを書いたり、居酒屋のところは「ナゲット美味しいよ」のナゲットの絵。島のものとか関係ありません。子供なので。

    島に住む子供達、一人一人みんな自分の住む場所の好きなところといいところをたくさん言葉にできて、それだけで盛り上がれるくらいなのが本当にいいなと思いました。

    説明などは他のマップや、高校生が作ったこれまた素敵なマップがあるので、そちらを見ていただき、こちらのマップでは情報薄いけど、温もりたっぷりの島の魅力を感じてください。

    そして、この子たちが島でずっと島のよさを味わいながら、たくさんのあたたかい人たちに見守られまくって、大きくなって欲しいなと思いました。(お節介w)

    私も島で生まれ育ったのですが、小さい頃は外に出なきゃ出なきゃ、とか、都会の方がゼッッッッタイにいい!という強い思想とともに制服の可愛さだけで都会の高校を選んできて、コロナを機に島でカフェ始めてからやっと、いろんな人のおかげで島の良さを少しずつ感じれるようになって、島で生まれ育って本当によかったと思っています。

    そして思ったのですが、島は本当にいいので(人も自然も文化もetc…..これを話し出すと50億時間くらいかかるので割愛)、いろんな知識と経験ある大人が奈留島にきて、島の子供達を触れ合いながら授業をしてくれる学校のスタイルだったらいいのに〜!と思いました。

    島の子達が外に出るのではなく、知識と経験とお金もある大人が島にきていただきたい。

    奈留島に行って帰ってくるたびに、いろんな人に「セラピーになるから行った方がいい」と熱弁しています。

    小さな世界で、小さなコミュニティであたたかさにずっと触れて過ごせることの尊さや、見守ってもらえる安心感と、豊かな自然。小さな島は平和で溢れていると思いました。

    奈留島へのアクセスは、福江島からフェリーで1時間ほど!素敵な民泊や旅館もありますし、観光名所も多数、急げば日帰りでも堪能できます。いけなくても島の子供達が色々教えてくれます。ぜひ。マップもターミナルに飾ってあります。

    世界は広すぎるけど、もう島が大正解なので子供達はいっぽも外に出なくてそのままでいてほしいと思ってしまっていたけど、外に出てもなお、この経験自体が島の魅力なので、島とともに外に出ることも可能だから、結局島っていいなという話と、奈留島とっても素敵という話でした。

    奈留島で子供達に先生してくださる方、いつでもご連絡ください。

    書き手

    中村千結

    中村千結

    長崎県五島市・東京都大田区/24歳

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