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    悩みのタネに水をまく

    悩みのタネに水をまく
    ナヤミノタネニミズヲマク

    うまみのタネに皮をまく

    わが家の10月1日は春巻きの日。去年の同日今井真実さんの鶏むね肉春巻きに衝撃を受けた日である。(あまりにもこれはご馳走だ!!)という記憶が焼き付けられて、並大抵のことでまた作る機会は来なかった(単に忘れていただけかもしれない)。そして数日前妻が気づいて、一年ぶりの再会となる。

    ざっくりいうと、長ネギと鶏むね肉を切って混ぜたタネを皮で包んで、フライパンにいれたおおめの油で揚げる、以上である。春巻きは手間がかかるというベールはあっさり取り払われる。そして春巻きの皮をまく作業はたのしい。折り込んで、しっかり封をするのが、手紙の扱いとまったく同じだった。

    揚げる際、スプーンでひたすら油をかけ続けるのだけが、大変だったかもしれない。じっくり労いの言葉もかけながらいい茶色を纏っていった。

    塩山椒(わが家は塩+青山椒)やレモンをつけて食べるという春巻きらしからぬスタイルに、2回目でさえもおどろきながらうまいうまいと、すごいはやさで食べた。つくりかたやたべかたが新鮮でたのしい、そしてもれなくおいしいのが今井さんのレシピの魅力である。

    そして今日は、sakipomcoさんやかきぬまさんが書いていたように、月刊カレンダーの掲載はじめの日でもあった。おめでたい。発端が今井真実さんだったのもなんとも数奇であった。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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