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    悩みのタネに水をまく

    悩みのタネに水をまく
    ナヤミノタネニミズヲマク

    労働と思索

     

    金曜、日中は現場作業。午前中はセメントを練って配管を固定する作業のサポートなどする。水が少なすぎて固まりかけたり、優先すべき順番を間違えたりと、相当に下手をこいてしまった。すこし立ち止まれば回避できたであろうのに、盲目に突っ走ってしまった自分に自戒の念。午後は、別現場で先日配線した電線の確認や整理を行う。別の作業で入った職人さんのサポートをしながら・・・の予定であったが、自分の作業をてこずっていたところ、逆にいろいろとイロハを教えていただいた。ある種のフィールドワークであった。ありがたい限りである。

    最近、船の荷上げ屋をしながら執筆活動をしていたエリック・ホッファーに親近感を勝手に抱いている。彼もまたはじめは苦労していたのだろうか・・・?

    夜帰って、ノウドひきふねに妻とご飯を食べに行く。今回はじめて訪れる施設だったけど、マップ調べると、つい先日近くまで来ていた。全く気づかなかった。しかしたいへん居心地のいい空間だった。

    目的は「野島と乾そして川合珈琲」と題されたイベントだった。野島とは、あの野島商店の野島さんである。先日ビリヤニで食べたラムが、今回パスタとして登場した。通ずる要素もありながら、別のおいしさが込み上げた。これもまた量より質で腹が満たされた。

    食後は川合珈琲さんのアフォガートとネルドリップをいただく。川合珈琲の極深煎り豆は、少量抽出すれば、それはもうエスプレッソであり、アイスに合うのは間違いないことだった。かといって、苦すぎるわけでもなく、バニラが溶けたあとは、おいしい飲み物となっていた。

    そして帰り際、ようやく乾さんがどなただったかを認識してはじめましてができた。このノウドひきぶねの産みの親のひとりだったようで、おお、となった。地域性に富んだイベントには愛が込められていて面白いことが起こるようだ。飛び込んでみてよかった。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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