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    悩みのタネに水をまく

    悩みのタネに水をまく
    ナヤミノタネニミズヲマク

    2/3の無意味な感情

    土曜、おみせは…新メンバーにおまかせする。
    朝、園芸。4週連続と今打ち込んで、(園芸たるもの継続してやるものだよな)と思ったりもする。
    横に伸びていた朝顔の動線を変えるべく、ビニール紐を洗濯竿までくくりつけルートを作ったのちに、蔓(つる)を巻きつけた。
    最後に余分なビニール紐を切るときに、妻が「開通式っぽいね」と言った。我が庭の新たな門出となった。

     

    昼、馬喰横山にある「MIDORI.so」にいく。
    普段はシェアオフィスなどをやっていて、今日はラウンジとなっているフロアをイベントで開放しているようだった。
    そこに三十年商店ではおなじみ、イシュミナのpodcastのパーソナリティ三人のうちのHOSHIBA ASAMIさんとissue (Kuma)さんのふたりが出店しているとのことで、趣いた。

    会場に着いたときはふたり席を外していたので、しばし作品をながめていたら、「かばんめっちゃ開いてるよ〜」とKumaさんが声をかけてくれた。これがリアルでの最初のやりとりであった。
    その後、わたしであることを開示して、対面をお互いに喜んだ。Podcastで聞いているふたりの雰囲気そのままで、野島さんの席にいるようだった。
    イシュミナの精神が作品にも宿っていた。素敵な品々で吟味していたものの、最終的にはなんかいいな、これ。で決定した。
    HOSHIBAさんの石の置物(山の頂感があって最高)、Kumaさんの紐(涼しげなゆらめく青が最高)を選んだ。

     

    ちらっとおみせに寄り、ぐっさん通信の原稿をテラス席に置く(気分はいささか先生でありノリスケおじさんであった)

    そして新宿に⼩南敏也監督の映画「YOUNG&FINE」を見に行く。
    敬愛するロックバンド「downt」が主題歌を担当しているとのことで存在を知って、今週末から公開だった。
    おとなになっていく高校生の話だけど、ローテンションな笑いで、そして田舎町の閉塞感みたいな部分もあり、相当にこじれていた。終わりに近づくにつれ無意味にいっしょに過ごしていたことが、実は相手の思いに変化を与えていることが分かったりして、過去への執着は少しほぐれるけど、生活はつづくといった感じでよかった。

    ふとしたタイミングでひとと出会い、同じ場所で時間を過ごし、誰かが誰かに影響を与えてる、

    物販に主題歌の8cmCDが売っていたので購入する。カラオケバージョンとの2曲のみ収録、というのが最高だった。
    2024年に8cmCDを買い集めはじめ、そして2025年に新品8cmCDで買うなんて数年前のわたし思ってもいなかっただろう。
    これもまたなにかの影響で、今日の出来事も何かに影響していくのだろう。

     

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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