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    悩みのタネに水をまく

    悩みのタネに水をまく
    ナヤミノタネニミズヲマク

    さながら高校球児

    月曜、図面師の予定から、急遽解体屋見習いにコンバートする。
    現場のブロックの壁を壊していく作業を手伝う。主に解体してブロックの役目を一旦終えたガレキを拾い集める。床のガレキをガラ袋にかき集める姿は、さながら高校球児のようで、わたしの青春はまだ終わってないようでもあった。(しかし敗退の気持ちはさらさらない。)

    帰って、妻と夕飯を作る。余力のあるどちらかが作るか、余力のないふたりが力を合わせて作るか、外部に求めるか、という選択肢のうちの二番目。
    食材は買ってきてもらっていて、食べたい味を想像してレシピを調べて、調理していく。
    今日は鶏むね唐揚げwith塩ねぎダレ、サーモンカルパッチョと、いろどりのよい組み合わせに着地した。さながら高校球児のようにもりもり食べて、回復に成功した。

    書き手

    ぐっさん

    ぐっさん

    東京都墨田区/33歳

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