志賀町の赤崎集落にボランティアハウスを開設しました!
志賀町赤崎にて能登半島地震の支援者へ向け...
のちの野良
ノチノノラ
2024年9月28日
思い知らせてやる必要がある。僕のテリトリーに巣を作るとどんなことになるのかを。
しばらく放置していた尾瀬の別荘にススメバチが巣をつくった。僕は今年に入ってから3泊しかしていない。すでに僕よりも別荘の利用日数が長いだろう。とても悔しい。おまえのための別荘ではない。
ガラス越しに安全な立場から巣の中の営みを見られるけど、別荘に出入りするだけで襲ってくる。おまえの別荘ではない。めちゃくちゃ悔しいので駆除する。
作戦はこうだ!
【1】防護服を着て、殺虫剤を用意
【2】スズメバチの出入口、雨戸の隙間をテープで塞ぐ
【3】室内の窓をあけて、焚いたバルサンを雨戸と窓の間にセットして窓を閉める
【4】しばらく待機してハチの動きが収まったら巣を刮ぎ落とす
我ながら完璧な戦術が組めた。負けるはずがないどころか怪我の要素もない。
まずは出入口をガムテープで塞ぐ。この状態で2-3週間ほど放置すれば兵糧攻めで安全に勝てる。しかし不快な羽音が僕の寝室に響くのは困るので、今すぐ倒す。殲滅する。
では、さっそくバルサンを焚きましょうね。
バルサンがハチに聞くとは知らなかったけど、知らなくても良い知識。
炊いたバルサンをセットすると、窓と雨戸の間で大量のスズメバチが暴れまわる。窓を開けた時に1匹のススメバチが室内に入ってきたが用意していた殺虫剤で倒す。
こっちは防護服を着ているから安心感が違う。
炊いたバルサンがモクモクと煙を吐き出す。逃げ惑うスズメバチを安全な場所から眺める。残念ながら退路はテープで塞いでいる。
しばらく放置し、生体反応を感じなくなったところで雨戸を開放して巣を破壊。ガラスについた巣の欠片を刮ぎ落とす。
外を飛んでいるハチもいるが、近づいてきたら殺虫剤で倒す。戦術での勝利が決まった。
落ちた巣をビニール袋に入れて女王蜂を探してみる。
明らかにサイズの異なるハチがいた。あんたが女王蜂で間違いないだろう。
娘たちに見せてやる。ついでに毒針の鋭利さも見せてやる。
種の保存のために巣作りをしたかもしれないが、僕も家族を守る必要がある。女王蜂以外は冬を越せないスズメバチの壮絶な営み(スズメバチのコロニー/システムとしての死)は理解しているつもりだが、僕のテリトリーに入ると種を保存できないことになる。
もう、二度と僕のテリトリーに巣を作らないでくれ。また倒すことになってしまう。頼むよ。