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    のちの野良

    のちの野良
    ノチノノラ

    父と娘の夏休み(11日目)

    今日は東京に戻る日。午後の便で帰る予定だが、いろいろと調整が必要になった。朝9時半ごろ、どうしても七尾で外せない用事ができてしまった。輪島塗漆器の仕入れである。

    震災後、輪島塗の漆器は捨てられてしまうものも多い。しかし、あまりにももったいないのでボランティア団体に依頼してレスキューしてもらい個人的に買い取っている。

    今後はそれを販売する店舗を作ろうと計画しているのだ。

    昨日、その倉庫に在庫が溜まってきたので引き取ってほしいという話があった。今日しか時間を取れない。肉体労働なので娘とは別行動をした。

    現地倉庫に着くと荷物は山積みで、想像以上の量。その中にナンバーが付いたままのRZ250が置かれていて驚いた。処分場に持ち込まれていたが、できれば捨てるくらいなら譲ってほしい、と強く思いオーナーの意思を確認いただき、もしも手放すのであれば声をかけて欲しいと伝えた。

    今回は軽トラいっぱいに仕入れた。

    昼頃にTOGISOに到着。

    箱には内容物や依頼者の名前だけではなく、時代も記されていることが多い。

    こちらは大正元年のもの。

    この美しい器を次世代につなぐ活動をしていく。

    ランチの後で娘と合流。

    今日でタマちゃんともお別れだ。

    早めの時間に空港へ送ってもらう。

    あっという間に羽田に到着。浜松町で大好物のハンバーグを食べてから帰宅した。

    毎日、いろいろなことが起こった。終わってしまえば早いもの。

    お互いに東京での日常生活を取り戻そう。

    書き手

    ぴんぽいんと

    ぴんぽいんと

    東京都新宿区/44歳

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