ヒラメの熟成
親父が釣ったヒラメを送るという。急に言われても困る。残念ながら3日ほど家を空けていて受取りできない。ヤマトの冷蔵庫で熟成...

のちの野良
ノチノノラ
2025年11月6日

食欲の秋。最近は器に対しての興味がより強くなっている。
一流のお店で使われている漆器椀を体験したいと考えていたら、ご縁があり最高峰のお店に同行することができた。 初手から豪快な松茸のフライ。

松茸をフライにすることは考えたこともなかった。もったいなくて薄くしか食べたことがなかった過去を悔いるほど。 対して骨なし秋刀魚は驚くほど丁寧な仕事。

内臓を残し、かぶりつけるようにして出してくれた。 食材に心が持っていかれたタイミングで椀物。

黒蒔絵の椀で出された信州の松茸と海老しんじょう。

その後も、さらっと出てくるバカラのグラス。

器も料理も、人の手の積み重ねが感じられた。田舎で育った身としては、本当に都会は、東京はすごい。
間違いない。
けど、能登から引き継いで手元にある輪島塗漆器も負けてはいない。器ひとつひとつに時間と物語が宿っている。

どんな料理や場面で生きるのかを想像しながら、次の引き継ぎ先を探していく。
ということで、安政時代の輪島塗漆器を見てもらい、ご意見を頂戴しました。
しかし、トロさわら美味しかったなー。

焼き方も近くで見ていたので、サワラが釣れたら真似して作ってみよう。