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    王様の耳は

    王様の耳は
    オオサマノミミハ

    負けられない戦いがここでも

    先月から食べ物を飲み込みづらく、胸のつかえ感が続いていた。

    呑酸やげっぷはないけど逆流性食道炎かなと思い、逆流性の先輩さるちゃんに聞いてみたところ、早めの受診を勧められ、胃カメラを飲む可能性があると言われた。けど、胃カメラは大体予約が必要だからすぐにはやらないと思う、とも。

    念のため、昨夜の食事は19時半に済ませ、朝も麦茶を少しだけにしておいた。

     

    かかりつけのクリニックは20年近いお付き合い。

    カルテを見て、胃カメラ未経験ということからあっさり胃カメラとなってしまった。焦っていると、こういう時は心の準備はしない方が良いと言われた。

    ちょうど待合室のテレビでワールドカップ韓国対メキシコ戦が始まったところ。私も恐ろしい戦いに挑むことになってしまった。

    口と喉の麻酔がマズくてつらかった。その後横になっていざキックオフ。

    カメラが喉の奥に入るまでのたった数秒が一番苦しい。入ってからももちろん苦しかったけど、なんと、46歳にして、看護師さんがずっとお尻をトントンしていてくれたので、途中からは落ち着いて我慢することができた。看護師さんありがとう!涙

    終わった後お医者さんから、胃カメラやってよかったよ!と言われた。なんだろう、ドキドキ。

    診察室に戻ると画像を見せてくれた。食道は問題なさそう。が、胃壁にはっきり分かる潰瘍が!笑っちゃうくらいにしっかりえぐれていた(写真撮ったけどここでは遠慮する)。

    ピロリ菌の除菌が進んだので、最近こんな見事な胃潰瘍は珍しいと言われ、ちょっと恥ずかしくなった。そして発症時期からして先月の(実家での)ストレスかもね、とのこと。

    胃は全然痛くなかったから驚き。患部から採取した細胞を生検に出して、とりあえず薬で様子見。1ヶ月後に症状が変わらなければ、もう一度食道の検査の予定。

    待合室に戻るとちょうど前半戦が終わったところ。長い戦いだった。

    書き手

    ふかやまゆみこ

    ふかやまゆみこ

    東京都町田市/46歳

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