結婚式のパンって、どうしてあんなにおいしいんだろう。


あの空気の中で食べるせいか、何時間たっても、まるで焼きたてみたいにふわふわで、魔法がかかっているみたいだ。


パンは膨らむ食べ物だから、きっと「しあわせな空気」を吸い込んで、おいしくなっているんだと思う。


知り合いのパン屋さんも、まさにそんな魔法使いみたいな人。


いつも明るくて、元気。やさしい。


 

売れ残ったパンがあったら、自分で買いに来るらしい。笑いながら、「あの子たちも食べてもらわんとね」って。


そういう人が作るパンは、ほんとうに優しい味がする。


だから、いつか「結婚式のパンフェス」をやりたい。


ふわふわの生地がしあわせを吸い込んで、みんなで笑って食べる日。


パンって、そういう空気に似合う食べ物だと思う。