アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。

 

 

「やさしい気持ちさんでておいで」
Yちゃん(4さい)


 

 

想像していた42歳はもっとずっと大人で、ちょっとしたことで落ち込んだり、いーってなって腹をたてたりしないって思ってた!この七面倒くさい性格ともそこそこ長い間一緒にいるのに、いまだにコントロールできないことにもむしゃくしゃする。


お互いのイライラを見せられる相手がいることはありがたいことで、そういう人といるときは、たまにとは言わず、しょっちゅう口からもれ出している。そのうちのひとり、Tさんが教えてくれた魔法のことば。愛する娘Yちゃんから言われたのがこのひと言。

ああ、恥ずかしい。わたしは本当に恥ずかしい。子どもってなんて素晴らしいんやろう。そうやんね、怒ってばっかやったらあかんよね。

わたしの中のやさしい気持ちさん、まだそこにいますか?もしいるなら今すぐ出てきてください。お願いします。(002)

エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。