NHK ONEで朝ドラを見ている最中に、広島の原爆投下の時間となってサイレンが鳴る。
物語とリンクして、こんな風に引き裂かれて涙を流す出来事が、もう二度と怒らなければいいと思った。

NHK ONEには実家に帰ってからずっとお世話になっていて、昨晩見た『団地のふたり』で仲村トオルさんの演じる春日部の、「親が年取って弱っていくのを見るのは、正直きついよな」の台詞には、近頃のあれこれを思い出してしみじみしてしまった。

そんな中でも、私たちの海は止まらない。
いよいよ、私だけでなく母も海に入った今日。

台風が近づいているため、波はいつもより高め。
満潮に近づく時間帯。いつものつぼこはなく、波が岩にあたって小さくなりながらも届く。
娘に誘導されつつ、波に向かった。

水着は、30歳の頃にトライアスロンリレー仲間と通ったプールで着ていたもの。
私が持っていたら、きっと使わないからと処分されていたもの。

母が着れるかも…ととっておいたから、今、こうして私の元に戻ってきた。
ちなみに、母は胸とおなかのお肉がボヨン、ボヨンと出てしまい、着れなかったらしい。
それはそうだろう。
どうして、着れると思ってとっておいたんだろう。
母の、そういうところはなぞで、面白い人だなと思う。

毎日のように海に入る子どもたちのほうが手慣れたもので、大人は恐る恐る。
私は数年ぶりだけれど、母に至っては何十年ぶりなのだから、仕方ない。

いつも娘が使っていたピンクの浮き輪を手放すことなく、ずっと浮かんでいた。
波はいくらか冷たくて、ただ見ているだけで汗をダラダラと流すより、なんと気持ちいいものか。
もっと早く、入っておくんだったね、と母と何度も言い合った。

しかし、しばらく経った頃に「クラゲじゃない?」って、フヨフヨ浮かぶ白いのを見つけて、慌ててみんなで逃げた。
網で救ってみれば、羽だか綿毛だかで、笑い話。
これも、一緒に入ったからこその醍醐味かもしれない。

今日は、陸に上がると寒いと思うくらいだった。
風が強く、波も次第に高くなってきたから、今日は2時間ほどで帰ることにした。

何を着て入ろう、どこで着替えようと思っていたことも、泳ごうと決めたらなんてことなかった。

昨日、週一のお仕事で会う方に「着替えるのが面倒で、海連れて行っても泳がないですよねえ」って話したときのこと。
「着替えなんてどうとでもなるよ!去年私も泳いだよ」と、なんでもないことのような語り口に、そんなものか、って。
やりたいと思ってることは人に話してみるもんだ。

なんといっても海で食べるおにぎりは、潮風もあいまって、最高に美味しい。