アルキメデスは浴槽から溢れる水を見て「ユリイカ!」と叫んだ。私たちは日々見聞きする言葉に触れては「エフェメラ!」と叫ぶともなしに記録しようと思う。言葉は儚いものであるからこそ、今このときを確実に残してくれるから。
「あるわけないじゃないですかあ~」
トレーナー
「トレーナー」というのはジムで働くトレーナーのことで、トレーナーの言葉を挙げているということは僕がジムに行ったということに他ならない。こんな小めんどくさいことを書くのは、どうして僕がジムに行くのかということをそれなりに書いておきたいからで、これこそ日記に残しておきたいと思うから。30年あればいろいろある。
というのも、そもそも僕には「え、筋トレしてんの?」みたいな、端的に言えば「鍛えるなんてダサくない?」みたいな、そういう気持ちがずーっと薄っすらあった。「なんか知らんけど、30越えたくらいからやたら鍛える男増えるよね(笑)」的な話でアーと笑い合うようなときもあった。
なのだが、ジム通いをしようとしている。これはなぜかといえば、ライターとして雑誌ターザンの仕事をしている影響であって、この経験がなければ今の時点でここまできていない。「ここまで」というのは、昨日のジム体験のこと。
で、そのジム体験について話す前に、ひとしきり今の気持ちを残しておきたい。この微妙な「カルチャーヤンキー」(by T.F)的な感性を書き残しておきたい。
僕が「ジムいいかも」と思った理由は大きく分けて2つある。ひとつは、姿勢改善のため。原稿書きで姿勢悪しの認識はあるので、適度に体を動かして、適度に筋肉を付けておきたいという気持ち。そしてもうひとつは、ワークスペースがあること。Wi-Fiあり、電源あり、で作業できるスペースがあるジムが増えている。僕みたいなフリーランスのライターにとっては非常にありがたい。
そういうわけで「作業できるなら、ジムに入っちゃって、作業しつつたまに体動かしたらお得じゃない?」、「体を動かせたらいいけど、それだけだと動機としては弱い。ワークスペースとしても使えることを利点と見よう」ということで、なんとなく「鍛えるのはダサい」というマインドを残しつつジム通いを始めようとしている。そのマインドを残しつつも実際問題体の衰えには抗えんとあれこれ頭を悩ませている点が肝であり、これこそ「カルチャーヤンキー」(by T.F)の末路的な感性だと思っている。
そして、件のジム体験だが、これが信じられんくらい楽しかった。受付で一通りの説明を受けた後、「いってらっしゃい〜」と送り出されてノンサポート状態に陥ったときこそ不安だったが、マシンランニングをはじめて3分目くらいから楽しいモードに。ノンサポートなので、トレーニングメニューはGeminiを盲信。言われるがままに、マシンランニング、オーソドックスなマシントレーニング3種、着替えてスイム、最後にストレッチ。トレーニング自体は全体で60分ほど。
作業できるカウンターには電源があり、WiFi環境も整っていて、仕事は難なくできる。仕事となると一服が欠かせないのだが、まあ喫煙所はないだろう。一応トレーナーに聞いてはみたけれど「あるわけないじゃないですかあ~」と一蹴された。のみならず「ここは喫煙者は働けないんですよ、面接で確認されるんです」という。「さすがにやりすぎでしょ」と思ったと同時に、つい口にしていて、トレーナーとの間にやや変な空気が流れた。
タバタさん! 金沢情報ありがとうございます。バス一日乗車券、めっちゃいいですね。雨でも問題ないし。なにより、金沢中央市場のぽん太、店構えからして名店感ありますね。しかも日本海サイド! バスとぽん太で日本海行きに現実味が出てきました!(195)
エフェメラ/「一日だけの、短命な」を意味するギリシャ語「ephemera」。転じて、チラシやポスターなど一時的な情報伝達のために作成される紙ものなどを指す。短命だからこそ、時代を映すとされ、収集の対象になっている。




