薄明かりの中、ナンプレをむさぼるように解いていたら、猫が機敏に動いた。
本棚の方をじっと見つめ、前足でチャイチャイしたり、床との間に手と顔を突っ込んだり。

昼間いたハエトリグモかなと思って、その様子を眺めていたら、出てきたのはここ最近見ていなかったGJGJだった。
度々掃除機で吸い取っていたのの、2〜3倍ほどもある。

執拗に追いかける猫と、声をあげずに叫んで椅子を引く私。
猫がうまく窓側へと追いやるので、先回りして網戸を開ける。猫は出さないよう。
でもまたそいつは、外へとは向かわず、少し曲がって網戸を登り始めた。
カーテンでパンパンするけど、あたって足がポロポロ落ちるのを想像すると、命中もさせられない。クモと異なり、近くをパンパン鳴らしても威嚇にもならない。

網戸の外へ、と思っていたけれど、網戸を動いているっていうことは、サッシを閉めれば、こいつがいるのは外だ。
急いで閉めて、隙間からまた入ってきていないかを確認する。
そうして、昨日の夜の安眠は猫によって守られた。が、やっぱりまたその数時間後には、鳴き声とともに、ドアをカリカリして妨げられた。
無視して寝ることもできるけれど、よりによって昨晩は娘も起きてしまって、わざわざ私の部屋へ連れてきた。2度も。
寝不足な今朝も、カーテンと窓を開ける。昨日の気配がないことを用心しつつ。

甥っ子がまた泊まりに来て、娘と賑やかにゲーム。そこに、ばあちゃんの「9時半までだよ」「そろそろ歯を磨きなよ」の声も飛ぶ。
それだけじゃなくて、少し前まで見ていたバレーが、アジア大会でまた見られるとあって、いつもなら寝ているこの時間にも、台所からテレビの音を響かせている。

なんてったって、シルバーウィーク。
今晩もまた性懲りもなく網戸で夜風を楽しみつつ、『カルテット』鑑賞。

漫画を挟んで、これを書いたら再びアガサ・クリスティ。ABCに続いて、『そして誰もいなくなった』。
30年も前に読んだ本は、トリックや犯人どころか、あらすじすら覚えていなくて、新鮮すぎて、そしてやっぱりアガサ・クリスティ面白いなってなっている。
覚えてないのに、やっぱりってなんだろう。でも、やっぱり面白い。

そうそう、今日は娘が同級生の子たちと昼休みに遊んだ。
急に教室にやってきた子たちに戸惑って、顔も耳も真っ赤になったのは最初だけで。
なんてないよ、これが通常運転、って顔で。

その後、たくさんの感情をにじませながら、私だけに本音を語ってくれるところも含めて、今の娘を感じられた日になった。