朝11時、肌寒くてジャケットを2枚羽織ってるわたしに対比するように、水着で日向ぼっこするおじさんとおばさんとワンコ。イタリア語ではない言語を話していて、たぶんドイツ系かな。ワンはリードにも繋がれていないのに、どこにも行ってしまわずにリラックスして寝転がっていた。

双眼鏡で、沖を進むソフィの姿が見えた。この双眼鏡はNikonのもので、ロンドンのころにロイヤルオペラハウスでバレエやオペラの様子をなるべくじっくり観るために買ったやつ。当時はたぶん150ポンドくらいだったと思うのだけど、もう10年以上前だからいまはかなり高値になっているのでは、と夫と話した。まさかそれで沖の娘を観察するとは、全く想定してなかった昔のわたし。アナログは何年経ったって壊れることもなく良い仕事をしてくれる。大切にしたい。

昼寝をしてから、ボルドーに住む友人に電話をして今週抱えていた悩みを吐露してみた。彼女はわたしより少しだけ先の人生経験があるから、いろいろべちゃっとした話を聞いてくれる。ジャッジしないし、同じように海外に住む環境から来るストレスや奇想天外にも理解を示してくれる。結局は、自分がどうしたいかによって捉え方も行動も変わるよね〜、という、いつもの変哲もない話をして「またかけるねー」となった。

夜20時に見えた月が、まさにお月様の横顔をしていた。わたしのiPhone13ではそのあたたかな横顔は捉えきれなかったけれど、光はしっかり受け止められていた。