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    ピーエス

    saicoさんが祭のことを書いていたのに感化されて、祭の話。

    写真は土曜日の授業中の一コマ。2004~2011まで材木座で海の家を作っていたこの授業ではここ数年「大学内をハックしよう」をテーマに学生たちが好きに提案し、図面を描き、見積もりし、作り、使う、という建築の一生を4ヶ月にぎゅっと凝縮して行っている。この写真のものは神輿で、その詳細はまた後日…

    こうやって桁を背負って持ち上げて運ぶ、となると立ち上がるときには「そうりゃ!」と言いたくなるし、動き出しには「イヤサッカサー!」と言いたくなってしまう。これは私の故郷、七尾市のキリコ祭り(通称、奉燈)の掛け声で、もうあの声を聞くだけでなにか身体の奥底からフツフツと湧き上がるものを感じる。

    祭の運営に携わる人達は、それはもう1年中祭りのことを考えている。それがコロナ禍で数年にわたり自粛を余儀なくされ、ようやく再開できるというタイミングで元旦の地震である。5月の青柏祭は山車が出せなかったし、祭に関わる人達の心中や察して余りあるというものである。

    しかしそんなことでしょんぼりして座して機を待つのみが祭の民、能登の民ではない。
    7/5~7/6には宇出津であばれ祭りが行われ、7/13には七尾で七尾祇園祭が開催された。
    ものすごく難しい決断であったろうし、実際に実施するにはたくさんの障害があったことと思う。実施に尽力された皆様には頭の下がる思いである。しかし、この状況だからこそ、というのが祭の本質で本懐であろうとも思う。
    ※能登半島各地の今夏のキリコ祭り開催状況についてはこちらで公開されている。

    太鼓と鐘の音、奉燈を担ぐ人々の大きな声がこの先長く続くであろう復興への大きな力になるだろう。

    あー、祭に行きたい!

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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