暑くても減らない
昨日に引き続き今日もラジオ体操風景、本日...
P.S.
ピーエス
2024年7月26日
毎年春学期(4~7月)に2つの講義を受け持っていて、大学は同じだけど学部・学科は異なる。今日は水曜日に担当している授業の方の学科で行われた合同発表会にお呼ばれ。いくつかの設計課題の優秀作品が発表され、集まった常勤、非常勤教員及び学生たちにより投票され、各課題ごとのグランプリを決める。毎年、もう一方の建築学科のレビューには参加しているがこちらは初めて。
こちらは建築学科ではなくて、総合的なデザイン教育を旨とする学科の中で、建築やインテアリアなどのデザインを学べるコースに設けられた授業であるので建築学科の課題とは学生の取り組み方や姿勢、また教員の対応の仕方などかなり違う。扱っている対象はもちろん建築学科と大差ない。
端的に言えば、建築学科の多くは俯瞰的なものごとの捉え方をすることが多く、そこからいかに思考が中に入り込めるか、という流れが一般的に思えるが、こちらは逆でインテリアやその空間性への興味のほうが強いので自分の手の届く範囲の素材や見え方といったものからスタートしている感じ。
こうなってくると構造を専門にする私なんかは非常にコメントが難しい。なんせその空間を取り巻いているハードの方にさして興味がない(ように見える)のだから。とはいえ、そういった視点を示すのも大事だろうな、という認識でいくつかコメントさせていただいた。
学生たちはどのように受け取ったかな…。
最前列のテーブルの脇に花がおいてあったのでなんだろうかと思っていたら、グランプリと準グランプリのトロフィーだった。