カチッて音が鳴る感じ
金曜、ボーイが夕方音楽教室だったため、いつもより長めに仕事させてもらって帰宅。ふたりともすでにお風呂も済ませていて、ボー...
P.S.
ピーエス
2024年8月21日
写真は本文と関係のない昨日の夕暮れ。
今日は朝から横浜市内の現場へ。我々は構造設計事務所なので、構造躯体の施工過程で都度検査を行う。我々にとってのクライアントである建築家の事務所のスタッフも同行することが多いが、今回はスタッフ10名ほどが参加しての研修だという。ずいぶんと付き合いの長い建築事務所なので検査のついでにそういったことにもお付き合いしたりする。建築はあくまで物理的な物を作っている以上、描いた図面がどのように作られ、どうやって接合され、どんな固さをもっているのか、など現場でしか得られない情報の解像度がどれだけ高いかが図面にも現れる。
とはいえ、建築事務所の方々にとってみれば、最終的な姿が思い描いたものであれば良いという考え方はあるだろうし、構造とはそのベースの部分を担っているに過ぎない。でもベースの善し悪しによっては最終的な仕上がりもずいぶんと違ってくるんですよ。このあたりはお化粧をなさる方には伝わりやすいかもしれない。(ちなみにファンデーションってありますが、建物の基礎も英語ではファンデーション ‘foundation’ )
というわけで、20代前半~中盤くらいの若い建築家のみなさんに現場にて構造レクチャーしながらの検査。構造エンジニアや職人、現場監督がどういうことを気にしてるか、どういうのが上手くてどういうのが下手なのか等など。若いとはいえ相手もプロなので授業で学生に話すのとはまた違った面白さや緊張感があり、こちらもそれなりに楽しい。学生よりも積極的にばんばん質問してくれるしね(学生はなぜああも無口に授業を聞くのか)。
今日はそんな現場検査から事務所に帰って5分で昼食をかき込み、午後一番に日本橋で打合せ。事務所へ取って返して帰宅時間まで作業(いまここ)。
明日はお休みをいただきます。