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    決戦と強行軍

    公共建築においては設計や施工の発注に際して、基本的には入札などの手続きを経るのが一般的で、設計プロポーザルの公募が出るとしばしばその設計チームへのお誘いを頂く。先日、能登の案件でのプロポ参加のお誘いを頂き、能登とのことで一も二もなく参加を表明する。そのチームが1次を通過し、2次(最終・公開)審査へ進むこととなった。

    私は構造エンジニアなので、プレゼン内容の説得力を高めるために色んな知識や経験、アイディアの提供はするが、そのプレゼンの場に立つことはほとんどない。ないのだが、行きたい。となって旅程を考えてみる。まずは審査当日に現地入り、その後実家で1泊して翌朝帰るということで調べてみるが、時間がタイトすぎる…。ならば前乗りで2泊3日か、などと調べていて、実家ともやり取りしていたら、審査のまさにその日が甥っ子の誕生日だ、となり、うちのボーイも連れて行って一緒にお祝いできたら楽しいなーなどと膨らむ。しかしいずれにせよタイトスケジュールには変わりないのでまずはボーイの意思確認。できるだけ丁寧に父ちゃんの主目的は仕事であること。そのため、1日不在の日があること。しかし実家のみんなはいる。帰りは早朝に起きて電車に乗らなければならない。などなど。

    彼はほとんど間をおかず「行きたい!」と。本当に?と念押しするがやはり行きたい、と。よし、ならば一緒に行こうではないか、と私が不在の時間に弟が面倒を見てくれるよう段取り。弟も快諾。
    6歳児と往復1200km、2泊3日の強行軍。さて上手くいくか!?先週は家族で2泊3日の旅行に行き、この週末は2泊3日で母ちゃんの実家に行き、今度は父ちゃんの実家に2泊3日。ボーイの10月は盛りだくさん。

    と、まあそんな心配もしつつ、もちろん勝ちたい。決戦である。
    海秋紗さんの決戦の武運長久もここに祈っておく。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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