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    ピーエス

    スーツ・通夜・餃子・蕁麻疹

    木曜。皆が寝てる間に家を出て出勤。

    夕方から通夜があるのでスーツで。1日スーツで過ごすなんて1年に1度もあるかどうか…。そのように滅多に着ないスーツはすでに身体に合わなくなってきており、来ているとぎゅうぎゅう締め付けられている感じがする。16時から打合せがあり、弊社から徒歩10分の設計事務所へ向かう。その前に、1日外回りだった相方から連絡があり、車で動いているから打合せ後に拾うよ、と。概ね想定通りに17時半頃に打合せは終わり、相方と一緒に通夜へ。
    いつもお世話になっている建設会社の会長で、93歳の大往生である。そういうことなので、それほど悲壮感は漂っていない。知った顔と少し話して帰路につく。

    妻には家から割と近い場所ではあるけど帰宅が何時になるか、はっきりとはわからない。と伝えてあったので、2人で晩ごはん食べちゃってるんだろうなー、と思いつつ帰宅し、朝から身体を締め付け続けていたスーツから開放され、キッチンで缶ビールをプシュッと開けつつ「なにか食べるものってある?」と聞くと「私達、さっきお風呂入ったから」という。我が家ではボーイのお風呂もしくは晩御飯の調理を分担するルールとなっており、つまり「お風呂に入れたから晩御飯作ってね」の意であると一瞬遅れて気づく。気づいたところに「冷凍餃子あるから」という情報も追加され、なるほど、と思いつつひとまずビールを飲む。

    餃子はいままで見たことないくらいに綺麗に焼けた。

    深夜、ボリボリという音で目を覚ますとボーイが背中を掻きむしっている。あまり掻くとよくないよ、と言うもものすごく痒いらしい。いったん洗面所に連れて行って背中をまくってみると蕁麻疹が。ヘパリン塗って、それでもまだ痒そうだったが、ぎゅっとしてたら寝た。今朝、妻が皮膚科に連れて行ってくれて、慢性蕁麻疹かもね、との診断。塗り薬など処方されたとのことで少しホッとする。アレルギー検査のための採血もしたようなので、アレルギーであれば対処が明確になるか。病院に連れて行ってくれた妻にスタバのチケットをお礼に送る。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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