続・友人の話
ベッドに一人で大の字から目覚める日曜。 午前中はダラダラと過ごし、お昼ごはんを食べて、よっしゃと気合を入れて冬物の衣服を...
P.S.
ピーエス
2024年11月17日
一年が経つのはなんと早いことか。
と、毎年思っている。しかもだいたい年の瀬が近づくにつれ、思う。
17年前に出会い、数々の仕事を一緒にし、仕事以外でもたくさんの繋がりがあった、同い年の建築家の一年祭(一周忌)であった。家族、親族のみならず近しい友人たちも集まってお見送り。皆なかなか忙しい人ばかりなので普段は会ってゆっくり話す機会はなかなか得られないが、久しぶりにゆったりとした時間を過ごす。
伊坂幸太郎の「モダンタイムス」にあった、
あなたはまだ実感ないだろうけど、人に会えるのはね、生きている間だけだよ
この言葉が実感を伴って迫ってくる。
また、「陽気なギャングが地球を回す」にはこうある。
人間は後悔する動物だが、改心はしない。
繰り返すんだよ、馬鹿なことを。
『歴史は繰り返す』というのは、それの言いわけだ。
これもまた身につまされる。この人たちと可能な限り共有する時間を持ちたい、と思うがその意志もまた時間とともに薄れていって、また仲間が亡くなったときに同じことを思うのかもしれない。そうしてどうしようもない人生だったと思いながら最期を迎えるのかもしれない。
この機会に少しでも後悔を減らす生き方をしたい、と思った一日。