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    ピーエス

    相関関係

    水曜、登園担当の日。エレベーターを待っていると「いま何℃?」と聞くのでiPhoneを見たら1℃となっているので伝える。「ひくっ!さむいー!!」と言いながら園へ。予想に反して霜柱はない。すると「ミモザも咲いてるもんね」と。

    気温や季節、相関して起こる現象についての解像度が上がってきていてとても嬉しい。

    2/20に図渡ししたいから、と進めてきた案件の担当者から電話がなりまくる。建築の設計においては基本的に建築設計事務所(いわゆる意匠事務所)がツリーのトップで、そこにうちのような構造設計事務所や設備設計事務所がぶら下がる形となる。なので都度都度図面を共有して「間違いないですね?」とやるのだが、今回のこの案件ではそのやり方が上手くない。網羅的に読み込めていないのか、五月雨式にチェックバックを送ってきては、対応中にまたその情報が2転3転する。これでは現在の正しい情報が掴めない。そんなやり取りの中、どうにかこうにか最終版をまとめ、納品しようとした矢先にまたしても変更メールが飛んできたので静かにキレる。そのメールに対しても「遅くとも明日正午までに」と納品期限を切ってくるのだからメンタルが強いのか鈍感なのか。正直なところ、精神を病んだりしないように、でもルールや常識ってあるよね、と思いながら伝えているのでその当たりの強度が見えるのは頼もしいことでもある。こういうことを考えながらやり取りするようになったのも、気づけば一緒に仕事する人たちの半分以上が自分より若い人になったからだよなー、と考える。

    キャリアの最初の頃は老建築家に「まあやってみなさいよ」という感じでお仕事を頂いて、その時点での精一杯でやらせていただいてはいたが、あまり認識していないところでいっぱい迷惑かけたんだろうなーとも思う。

    そんなわけで、帰宅後に仕事するつもりだたけど翌日に回して体を休める。
    で、たったいま納品完了な木曜の朝。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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