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    UP {lift, catch}

    土曜、ひどい天気なので妻から提案。ピアノ教室行くのに私も同じタイミングで出て3人でタクシーにしないか、と。提案に乗り、タクシーに乗った。妻とボーイは今日はそのまま実家に行って一泊の予定。

    早めに大学に着いたので過去日記の移行作業でもしようかな、と思っていたら海秋紗さんの渾身のフルスイングを熟読してしまい(超面白かった)割といい時間になったので授業に使用しているスタジオへ移動。

    今週はとにかく図面化する、という目標を掲げ、ともすればダラダラと時間を溶かしてしまう学生たちを追い立てる追い立てる。レシプロカル構造によって25mを覆いたいチームは1/4スケールの模型を作り、部分的だが成立しそうな見込みが立ってきた。写真ではわかりづらいが中央が周辺に比べて15〜20cmほど持ち上がっている。実際には3mの高さにしたいとのこと。こういう瞬間がとても楽しい。

    授業を終え、電車に乗り、自宅の最寄駅を通過して都立大学駅へ。四半世紀を超える付き合いの友人と久しぶりの再会。先日の軽井沢出張の帰りから、その日仕事を終えるくらいまでイシュミナを立て続けに4エピソードほど聞いたんだけど、その中で「結婚するということは恋愛という『詩』から日常という『散文』へと下っていくこと」だという稲垣足穂の言説を取り上げていたが、散文化するのは結婚に限ったことではないな、と思う。というか、長く続く無二の友人というのは自然と散文化するのに時間のかからないフィット感があるのだろう、などと考える。私にとってそうした大事な友人で、まあ他愛もないことを話している数時間でしかないのだが、その心地よさというか、清涼な読後感というか、四半世紀を経て、そう頻繁に会えなくとも毎回それがある。稀有な存在である。今回もものすごく楽しかった!

    フワフワといい気分で帰宅しておやすみなさい。

    ポルケッタ、今度は自分で作ってみよう。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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