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    橋の話の水曜日

    ソフィさんひらのさんが橋の話に乗っかってくれて嬉しい。そうそう、sakiさん、私は良い橋は見逃しませんよ。笑

    ソフィさんとひらのさんが写真をあげていたのは日本で表記される際には「ミヨー橋」または「ミヨー高架橋」と言われるもの。実はフランスで最も高い構造物である。(2位はエッフェル塔)渡ったことがあるなんて羨ましすぎる…。この橋は建築家のノーマン・フォスター卿によってデザインされたもの。プリツカー賞など数々の賞を受賞している建築界の巨人。日本でも順天堂大学のセンチュリータワーの設計などを手掛けているし、いま開催されている関西万博のサウジアラビア・パビリオンは卿の設計によるもの。めっちゃかっこよかった

    このミヨー橋より北に車で1時間ほどのところにガラビ橋という名橋がある。エッフェルの設計によるもので、ポルトガルのポルトにあるマリア・ピア橋と同じ構造形式をとっており、より洗練されたものとなっている。これらの橋の構造により得られた知見がエッフェル塔に生かされていると言われている。下の写真はポルトのドン・ルイス1世橋というものでマリア・ピア橋の設計の際にはエッフェルのもとにいたセイリグが転職した先でこの橋のコンペを師であるエッフェルと争い勝利したもの。新婚旅行でこれを見たときには大興奮した思い出。ダブルデッキとなっていて、この写真を撮ったあと、下も上も歩いて渡った。

    ミヨー橋やガラビ橋を擁するフランスの東に隣接するスイスにも名橋は多い。Robert Maillartによるザルギナトーベル橋シュバントバッハ橋、Jurg ConzettによるPùnt da Suransunsなど、枚挙に暇がない。

    と、まあこんな感じで構造物が大好きな私がその推しについて語りまくっている水曜の授業では最終課題としてPopsicle Stick Bridge(アイスの棒橋)を制作しており、いよいよ来週は授業最終回で、載荷して強度を競ったりするコンテストとなる。楽しみだー!

     

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/47歳

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