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    ピーエス

    解像度が上がればむしろ謎は増える

    月曜、起きて身支度整えたら出社。多分ベッドを出てから20分くらいで家を出ている。

    仕事が詰まっているので土日にも少し進めてはおいたが、進めたからこそ上がった解像度により壁にぶち当たる朝だった。相方も巻き込んであーだこーだとやってどうにか方針が決まる。決まったところで別の仕事を進めるべく指示書を用意してSくんに投げる。そしてすぐまた朝の仕事の続きに戻る、ってな具合で目まぐるしく月曜終了。納品も無事完了。

    ボーイを迎えに行った帰り道、このところのパターンであるが「月はいまどのへん?」の質問。この日は朝から月は登っていて20:51に月の入りだって、と伝えると「去年まではそんなこと無かったよね?月っていつも夜にいたよね?」というので、宇宙の法則は観測している人間の一生程度では何も変わらない(ように見える)し、もしそう思うならそれはあなたの知識が増えて見える世界が広がったからそう感じるのだ、と伝える。なんだか少し嬉しそうにしていた。

    そんなボーイと帰り道に見た空が綺麗だった。

     

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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