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    2度目の万博(2日目・終)

    さて、メインイベント。

    昨夜は閉園間際まで万博にいて、寝たのは25時近くだったがこのところの万博の混みっぷりから朝一番の入場チケットを持っているとはいえ油断はできない。ということで7時前にホテルを出るべく6:45にホテルに来てもらうということで数日前にUberを予約しておいた。

    が、6時過ぎにUberアプリから「遅れています」のメッセージ。7:30頃になる、となっているのでホテルのフロントに相談するとすぐに手配できるタクシーがあるというのでUberはキャンセルしてそちらに乗り換え。なんとか7:20くらいに開場に到着。しかしその時点でスタンバイしている人多数。8:40に保安検査場が開き、続々と入場し始める。我々の検査ゲートで我々の前に居たのは50人くらい?30くらいゲートがあるから我々の前に1500人くらい居たということか。

    ※基本的に今回の万博における情報の収集や、抽選トライするパビリオンの選択などなどすべて妻による。6月に行ったのが楽しかったが不完全燃焼だったことへのリベンジ。この人はこうなるとすごい。

    入場後、何度やっても抽選に当たらないnull²が朝一番にウォークスルーモードで開けているという情報を聞きつけて、まずはそちらへ向かう。目論見通りウォークスルーモードをやっていて、ついに念願のnull²の中へ。45秒はあっという間で、しかもまだ人も少なかったので2周目。

    続いて隣のチェコ館へ。これは6月にも(私が)行きたかったがタイミングがなく、しかし朝はまったく列もない!ということでサクッと入ってぐるぐる回って屋上まで。残念ながら屋上のカフェはまだ開いておらずチェコビールは飲めなかった。さらにその隣のトルクメニスタンにも入ってみる。中央アジアの北朝鮮、行こうと思ってもまず普通には行けない国、と思うと感慨深い。

    さらに続いて隣のバーレーンへ。6月にはこの美しい外観だけは見たが初めて入る。建築としてすごく上手く出来ていて学ぶことが多い。

    朝からサクサクパビリオンを回れて既に満足度がかなり高い中、予約の取れているシグネチャーパビリオン”Better Co-Being”へ。建築はSANAA。センサーを1人1つ持ってそのセンサーとスマホが連動し、さらにそこに個人の感想などをリアクションしていくことで散りばめられたアートインスタレーションの最後の作品で表現が変わるという構成。コンテンツの主題からすると建築は背景になる、という状況に対して見事に応えており、しかしその存在の儚さが建築をやる人間からするとほとんど狂気と言える構造なので私からするとそれは背景ではなく前面に出てきてしまう。しかしだからといってその体験を邪魔するものではない。

    つづいて、入場からnull²に入るくらいまでの間に妻が予約に成功したシグネチャーパビリオン「いのちの未来」へ。もうアンドロイドへの熱量がすさまじい。かつて「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」のような作品が好きだった身としてはかなり引き込まれる。最後のアンドロイドはぞっとするほどだった。

    ボーイが朝から大屋根リングの上に登りたがっていたのでここでようやく登る。

    その後、クラゲ館を経由してクウェートに並ぶ。覚悟はしていたが2時間近く炎天下で並ぶのはきつかった…。そしてコンテンツはなかなかしょぼかった…。砂漠の砂に触れた、という点だけだな。ボーイは大喜びでずっと砂と戯れていた。

    次にUAEに寄った辺りでなかなか疲労困憊だったので大屋根リングの上の芝生で小一時間休憩。18:35から花火があがるというのでそれまでそのまま休む。リングの上から花火の眺めはなかなか良かった。

    朝から楽しみきって万博会場をあとにする。1ヶ月前の時点でも会場から新大阪の直行バスが取れなかったため、シャトルバスで桜島駅に行き、そこから電車を乗り継いで向かう。途中で乗り換えミスして肝を冷やすがどうにか発車10分前に新大阪に到着。危なかった…。なんせこれ終電だしね。これで乗れなかったらこの楽しい2日間を台無しにするところだったわー。

    で、無事に帰って万博旅、完!

     

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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