教えるって難しい
写真は本文と関係のない昨日の夕暮れ。 今日は朝から横浜市内の現場へ。我々は構造設計事務所なので、構造躯体の施工過程で都度...

P.S.
ピーエス
2025年11月13日
水曜、新幹線で軽井沢へ向かう朝。お供はイシュミナである。
が、新横浜からスタートして大宮より手前くらいで終わってしまった…。新幹線の社内でラップトップ広げてやるほど切羽詰まった仕事もないのでリラックスして過ごす。ぐっさんがブルージャイアント読者仲間で嬉しい。これは私も数日前に読んで、モメンタム編の最初からというかむしろ一つ前のエクスプローラー編の終盤から続く鬱屈とした空気が吹き飛ぶ、爽快な最新刊であった。作者である石塚真一さんは「岳」を描いていた人でもあるが、なんというかリアルな空気感がすごい。暗いときには引っ張られてしまう。で、そのブルージャイアントの最新刊はもう読んじゃったわけだけど、ちょうどMIXの最新刊が出たので読みながら軽井沢へ。
軽井沢の目的は現場なんだけど、今回はちょっと異例で、検査ではない。無事に進んでますよー、という報告とともによろしければ来ませんか?と担当者から誘われたので仕事もそれほど切羽詰まってないし、行くか、と相方とともに行くことにしたのだった。我々が設えた骨組みの上にどのように意匠が施されたのか、答え合わせの時間。

ここ数年、軽井沢に通っているのは同じシリーズで、わんちゃん同伴で泊まれる一棟貸しの宿。今回の現場で6件担当したことになるが、この現場では徒歩5分圏内に3棟集まっていて、写真はレセプション棟。商店内の愛犬家の皆さん、いかがですか?
現場をあとにして、中軽井沢の駅前でお昼ご飯に蕎麦を食べ、狼煙のみんなの家でご一緒したクライン・ダイサム・アーキテクツが手掛けた軽井沢コモングラウンズへ。

既存の建物を改修し、1Fにスカートのように巻き付く拡張された部分を増築している。構造はうちの担当ではない。あーだこーだと勝手に推測しながら読み解くのは楽しい。

なるほどねー、となんでそうしたのかな?が半々くらいで次へ。
先日も訪れたが閉館日だった黒柳徹子ミュージアム。開館日だったのでチケットを買って入館。(1800円となかなかのお値段)展示物には目もくれず建物ばかり見ている2人。

木造の軸組が美しく表されており、上手に隠されている部分を推測し、見えている部分から紐解く。
内藤廣の設計による建物には(私の知る限り)必ず詳細図が掲示されている。今回も発見して答え合わせ。超楽しい。

図面はだいたい動線のじゃまにならない場所にひっそりあるし、これをまじまじと見ている人は少ない。今回も我々だけだった。
駅でおみやげの蕎麦を購入して15時発の新幹線に乗り、もう事務所に行っても仕方のない時間なので直帰とする。少々早かったのでSFでくつろいでから帰宅。
ボーイは翌日となった遠足が楽しみでテンション高め。