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    七尾から帰濱

    日曜、実家で目覚める。特にノープランだが、夕方の早い時間に特急列車で金沢に向かうので、それまで何しよう?と話し、お昼前くらいに七尾の市街地へ行って、お昼食べてから電車に乗るか、という話に。きっかけとしては、ボーイは何度も実家に来ているけれど七尾市街地にはほとんど行っていないので海の街だと認識していないのでは?という話になったから。

    起きて両親に挨拶したらボーイは既に起きているという。聞くと、甥っ子1号がオンラインゲームのイベントのために朝4時に起きたらしく、それと一緒に起きて遊んでいる模様。私はせっかく制約の少ないド田舎にいるのでドローンの新機能を試しに行く。

    アクティブトラッキングという機能。ターゲットを設定すれば自動で追尾してくれる。これに加えて飛行ルートを設定すれば、ターゲットを捉えたまま指定したルートを飛行したり出来るが、そこまでは今日はやらない。

    アクティブじゃ無い、ターゲットにカメラを固定したまま動く、というのもやってみた。

    その後、妻と墓参りに。家からすぐのところに我が家の墓のある寺はあるが、そこから家までの間に神社も寺も一つずつあるので昔話などしたりしながら歩く。とてもいい時間だった。家が近づくと、甥っ子たちとビデオゲームに興じていたボーイの声が随分近くに聞こえる。角を曲がるとボーイと甥っ子1号が庭で遊んでいたのだった。しばらく一緒にたわむれたりする。

    さて、父に駅まで車で送ってもらおうかな、と言っていたら仕事に出ていた弟が帰宅したので弟に送ってもらうことにする。甥っ子たちも車に乗り込み皆で駅へ。駅に着くまでに弟の電話は鳴りまくっていて「ちょっと仕事行ってくるし…」と甥っ子たちを預かり食祭市場まで散歩。漁業関係者は年末も忙しそうだ。食祭市場の手前で印鑰神社へ皆でお参り。

    食祭市場は元気に営業中。弟も合流し、色々と買い物したり、キッズの小腹を満たしたりして皆と分かれる。って、今この写真をここに張ったところで気づいたけど甥っ子1号がボーイと自然と手を繋いでるじゃん(泣)

    妻とボーイと私の3人で近所のお寿司屋さんでお昼ご飯を食べ、一本杉通りへ。痛々しい被災状況と、新しいお店や復旧工事の状況など眺めつつ歩く。絶望から希望へのシークエンス。

    川沿いでもう1度アクティブトラッキングを試して見るべくボーイをターゲッティングしてみる。

    健気にボーイを追いかけていたドローンは柳の枝に引っかかって墜落。

    ついでに近くの橋から七尾湾を望む、という動画も撮ってみた。

    駅前のコインロッカーに預けておいた荷物を回収し、特急列車で金沢へ。

    おみやげ買ったり、新幹線内で食べるためにお弁当を買ったりしながら電車までの時間を過ごす。

    新横浜には22時近くに着いて、タクシーで帰ってお風呂入って寝支度。電車の中で寝たとはいえ、24時を回っても起きているボーイ。しかしさすがに布団に入れたら秒で寝た。

    楽しい帰省だった。

    次はいつ行けるかな。

    書き手

    田畠隆志

    田畠隆志

    神奈川県横浜市/48歳

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