巣立ち
来週かな?と思っていたシジュウカラのヒナ...
Seize the day
シィーズザディ
2025年5月10日
日本から悲しいお知らせが届いた。
もう10年以上会っていなかった叔父と、顔を合わせることはもうない。こちらにいるのですぐに駆けつけることも出来ず、お悔やみと共に申し訳ない気持ちも、叔母といとこたちに伝えた。
私は叔父のことを本当に小さな時から知っている。子供ながらにかっこいい人だなと思っていた。小柄で無口な人だったけど、佇まいが洒落ていた。
そしてネイビーのブルゾンがとても似合う人だった。フィッシャーマンニットにホワイトデニム、そこにネイビーのブルゾンを合わせるのが定番のスタイル。なぜか冬に会うことが多かったように思う。
個人的な思い出はほとんどないのだが、1つだけ嬉しかったことがある。
私は小学校高学年の時、男闘呼組が大好きで(男闘呼組って今人生で初めてタイプした笑)いつも叔母にその想いを熱く語っていた。叔母はクイーンのロジャー・テイラーの追っかけをしていたので、私の気持ちも母より理解してくれていた。
そんなある日、広告代理店に勤めていた叔父は、プロモーションで作成した男闘呼組の写真を1枚、私のために会社から持ち出してきてくれた。1989年、時計メーカー「セイコー」のCMソングに男闘呼組のTime Zone が使われていたのだ。(めちゃくちゃ昭和なネタでごめんなさい)
写真のサイズは確か四切りくらいだったので、それなりに大きく、近すぎるメンバーとの距離に子供ながらにドギマギしていた。しかもこんな貴重な写真を叔父さんが私のために会社から持ってきてくれるなんて、会社の人に見つかったらどうなるんだろう?とか子供が考えそうなことを考えて悩んで、なおさらドキドキしていた。
あの写真、きっと実家のどこかにあるはず。叔父さん、あの時はありがとうございました。いろいろ恥ずかしくてうまく伝えられなかったけど、すごく嬉しかったんです。夏に日本に戻るとき、こちらの美味しいお酒を持って会いに行きますね。
ソフィーさん、アドバイスありがとうございます!!!
イギリスロンドン/46歳