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    Seize the day

    Seize the day
    シィーズザディ

    Our house

    今日は朝から雨。

    何となく雨の日って調子が出ないとか、普段はうまく行くことが思い通りにいかなかったりすること、あったりなかったり。

    明日、子供とYOASOBIのロンドン公演を観に行く予定なのに、チケットがメールで一向に送られてこない。なんか嫌な予感がして日本出張中の夫に相談するも、自分で問い合わせろと冷たい返事。いやいや、問い合わせの方法がわからないから相談してるんじゃん。

    こうなると思考が一気に負のスパイラルを回り始める。

    私も子供も、ロンドンに行きたいって一言も言ってないし。生活のサポートするといいつつ、これくらいできないとロンドンで生活出来ないって突き放されるし。結局2ヶ月に1度日本出張で私たちよりマメに日本戻ってるし。休みの日は家でのんびりしたいと言われてどこにも行こうとしないし。

    はぁ〜。何で私、ここにいるんだろう?悶々とした気分で一日を終えた。

    ふと外を見る。線路を越えた向こうのフラットの部屋にあかりが灯る。どんな人種のどんな人が住んでいるのか分からないけど、同じ1日が終わろうとしている。

    こちらからあかりが灯る部屋が見えると言うことは、同じように、向こうからも我が家のあかりが見えているのかもしれない。そして同じように何で私、ここにいるんだろうって考えている人がいるかもしれない。

    こうやって人は無意識のうちに誰かを支えているのかも知れないな、と勝手な解釈で少し心が和んだ。

    書き手

    クロウタドリ

    クロウタドリ

    イギリスロンドン/47歳

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