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    Seize the day

    Seize the day
    シィーズザディ

    おでんのように

    今日もありがたいことに娘のお友達からのお誘いを受けて、親子で吉祥寺へ遊びに行く。

    ランチのあとはガチャガチャ、クレーンゲームとひたすら心の赴くままに日本的な楽しみを堪能。

    夕方からは映画「鬼滅の刃 無限城編」を観に行く。

    漫画既読組なので、先々分かっているが、ともかく世界観に引き込まれる。自分も無限城の中を2時間近く走った気分。てか私、無限城にいたよね?

    映画の世界にどっぷりハマっている間、私のバッグの中では携帯が電話やらメールで騒がしい。

    映画のあと、携帯を確認するとロンドンの夫から。来週香川へ旅行に行くのだが、そのプランのことで連絡があった。

    早めの返信が欲しかったのに連絡がなかったから予約ができなかった→いつも1人でプラン立てるのがストレス→協力してくれないならもう旅行には行かない→いつもお金だけ払って虚しい

    …はぁ。いや。そもそも私は東京でのんびりしたいから旅行行く必要ある?って言ったよね?日本の夏を子供と楽しみたいって言ったの,あなただよね?

     

    私の実家は毎年父親が「家族旅行行くぞー!」と張り切って家族を振り回す家だった。疲れたー、暑いーと散々文句を言っても、最後には「楽しかったね!来年はどこに行こうか?」と言い合っていた。

    旅行中の楽しかった思い出を、10年後も20年後も、そして30年後も語り合う家族。

    一方夫の家は家族旅行の思い出がない家。

    だから夫は完璧な旅行プランを組んで思い出を作ることに躍起になっているように感じる。

    思い出って、時が経って振り返った時にリアルタイムでは気が付かなかったお互いの想いとかが合わさって、一層輝きを増すものなんじゃないかなって思う。

    おでんのように、あっためたり冷やしたりしながら味が染み込むようなものだと思ってる。

    何だか些細なようで些細でない「思い出」の認識のズレにもやもや。

     

    話を映画に戻すと、劇場版のオリジナルのシーンに胸キュンしました(蜜璃ちゃん、よかったね!刀がハート型になってたよ♡)

     

    書き手

    クロウタドリ

    クロウタドリ

    イギリスロンドン/47歳

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