目線を変えて
migiwaさんにロンドンのマーケット話を楽しんで頂けているようで嬉しい。 私も父親がイギリスにかぶれていて、子供の時か...

Seize the day
シィーズザディ
2025年10月23日
我が家のお湯問題、結局のところお湯会社のシステムエラーが原因でした。
こう言う場合は何をしても無駄なのでひたすら待つ。そして待つこと半日。夜にはお湯が出て万々歳。ようやく水風呂から解放されました。
migiwaさん、コメントありがとうございます。そしてボウイの写真にも反応してくださり嬉しいです。誘われて一緒にV&Aへ行ったママ友は(推定年齢40代前半)ボウイのボの字も知らない方で、「お客さんがじっくり展示見てるから、きっと有名な人なのね」と曰っていらっしゃいました。
そして私もこの流れで親子関係、子育てについて。
saicoさんの「家族と暴力」ってタイトルにドキッとさせられた。親の感情コントロールの暴力は論外として、しつけのための暴力?体罰?って昭和な感覚だとよく聞く話だったが、最近の心理学の研究では間違いとされているよう。
恐怖を伴うしつけ、あるいは教育は有害であると。恐怖心の反動は攻撃性であり、恐怖心が強いと攻撃的になるそうです。
ここでポイントになるのは「恐怖を伴う」ってところでしょうね。耳さんが感じるように、自分が悪かったと認めることができるのならまだしも、怒られている理由がわからないまま暴力を受ければ、それは攻撃で交わすしかないと本能的に思ってしまうはず。
ザ、昭和な家庭で育った私。祖父母とも同居で父は24時間戦うビジネスマン。祖父母のことは大好きだったし、母と喧嘩するといつも祖母の部屋でゴロゴロしていた。
親以外にただそばにいて見守って話を聞いてくれる大人って、今思うと子供にとって大事な存在なんじゃないかと思う。
「子供のことは親が一番わかっている」とは限らないし、子供も親より他人の方が話やすい、なんてこともある。そして、子供たちを見守りたいって大人は思いのほかたくさんいるはずなのに、私たちが子供の頃から培ってきた人としての「情」あるいは(良い意味での)「おせっかい」は今や疎まれている風潮にある日本。何だか寂しいな。
そうなった経緯は、子供を狙った犯罪が増えたからに他ならないが、一方で「誰かに頼ること」がうまく出来ない大人が増えたからではないかと思っている。
誰かに迷惑をかけてはいけない。頼ってはいけない。甘えてはいけない。
でも子育てって迷惑もかけるし、頼りたいし、時に甘えたいものじゃない?きっと、この商店メンバーなら、みんな「Yes!」って言ってくれそうだけど、どうなんでしょうか?
私の子育てを振り返ると、一度だけ限界突破して身体が全く動かなくなった経験がある。
3か月の実家生活を終えて、日中は母ひとり・子ひとりの生活が始まった。それなりに人生経験もしてきたし、じっくり子育てに取り組める心の余裕はあると思っていた。保育園にも通ってなかったので、日中は完全に2人の世界。
そしてある日の夕方。買い物から帰ってきて荷物を置いて、エルゴから娘を下ろしてマットに寝かせると、私の身体はマットの端っこにゴロンと倒れて全く動かなくなった。
金縛りか?と思うほど、身体は動かないのに頭は動いている状態。冷凍食品、冷凍庫に入れなきゃ、牛乳とお魚も冷蔵庫に。お米も炊かないと。洗濯物、まだ取り込んでない。あ、娘が泣いてる。いつもの黄昏泣き?
と、やらなきゃいけないことはわかっているのに、一向に体が動かない。本当に指一本動かない。おそらくこの状態で小一時間。そしてようやく指が少し動いたので、ポケットの携帯から両親に電話をかけた。「すみません、動けなくなりました・・・」
隣の隣の駅に親が住んでいなかったら、きっと夫が第一発見者。(今思えばその方が良かった?)親が来たあとの事は、正直あまり覚えていない。気がついたら布団で寝ていた。
今となればあんなこともこんなこともあったなと振り返ることができるけど、その時は24時間戦っていた。
写真は10年前の10月の写真。この頃はちょっとパパ寄りの顔をしていたな。
私もまだまだ子育て中の身ではありますが、おせっかいしたいおじさんおばさんと、そんなおじおばの手を借りたいママたちが繋がるシステム、もっと増えればいいのになと思う。
子育て中の皆さん、もっと周りを頼りましょう。


イギリス・ロンドン/47歳