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    島縞

    島縞
    シマシマ

    子どもの個性と後継者問題、それから1日のご飯

    いつもより早く起きた娘と、娘が食べたいと言っていたタマゴサンドを作った。
    ゆで卵の殻をむき、黄身と白身に分けて、それぞれ潰してみじん切りに。
    塩コショウを少々、マヨネーズを加えて混ぜたら、並べた食パンにレタスと卵を乗せる。

    殻と一緒に身もむけてうまく出来ないと嘆く娘に、「新鮮な卵はむきにくいらしいよ!じいちゃんが言ってた。新鮮な証拠かも。やったね」と声をかける。子どものやる気は一瞬で無くなるから、こちらも必死。
    さらに白身と黄身を分ける娘が、「この白身、桃の缶詰みたいだね」と言う。
    え?色も厚みも質感さえ違うけれど、と思って共通点を探して見れば、くし切りされたそれは確かに似て見える。「あぁ!おんなじ形だね」、何とか返すことが出来た。

    子どもと話していると、その目線でものを捉えられた時の感覚が面白い。
    子どもだからこんな風に思うのかな?それともこれはこの子の個性?
    比較対象が自分と目の前の娘だけだから判断は難しい。

    例えば、比喩表現が多いのはどうだろう。
    「あれはこれみたいだね」「あれとこれは一緒だね」「あれはこういうことなんだよ」。
    もしかしたらどの子もそうなのかもしれないけれど、ヒトもモノもよく観ている子だから、その特徴を捉えるのが得意なのかしら?なんて親の欲目。

    さて、美味しく食べたのは地元の大石養鶏場の卵。経営されているのは事業継承されたお方で名前は大石さんではない。
    島のお店もどんどん閉店していて、田舎の後継者問題は深刻。それでもこうやって守り受け継いでくれる方がいるから、安心して口に出来るものを、身近なところから手にすることが出来るんだよね。改めて感謝。

    昼はお世話になっている方とお久しぶりのランチ。人気のソファー席で海を眺めながら、一番人気だという煮込みハンバーグを食べた。奥さんがさっぱりして話しやすく居心地のいい空間だった。景色はもちろんだけれども、店内も見ていて飽きない可愛らしいものがちりばめられている。
    夜は娘がどうしてもこれがいいと言うから(言い訳がましい)、カップ麺の焼きそば。を、娘が残したので食パンに挟んで食べた。

    サンドイッチに挟まれた、今日1日のご飯。

    ところで明日、初めてフリースクールに参加する予定です。
    潮干狩りに娘の触覚が動いたヽ(=´▽`=)ノ
    何年ぶり?わ〜!お弁当作ろー!明日への妄想が膨らみすぎて、体が2ミリ浮いてます。

    これが明日の記事予告となったらいいと思いつつ、とはいえ過度な期待はせぬよう努めております。
    明日の写真が貝以外のものであったならお察しください。
    そして別の日常を綴ったそれを、温かい眼差しで読んでいただけますと、その思いに救われます。

    書き手

    ひらのあすみ

    ひらのあすみ

    長崎県五島市/43歳

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